お友達と一緒のショッピングは楽しいけれど、子どもと一緒の買い出しはとっても重労働に感じます。感染予防も気になる昨今、ちょっとした工夫で大変さを軽減できます。
「触っちゃダメ」と叱り続けるよりも手の行き先を決めてあげよう
子どもの一緒の買い物って疲れますね。
自分で動き回れるようになった2〜3歳は特にいろんなものに興味津々なので、商品や展示物に勝手に触ってしまいがちです。その度に「触っちゃダメ!」と叱り続けるのも大変です。
そんなときは、手の行き先を具体的に決めてあげるといいんです。カートを一緒に押したり、荷物を持っててもらったり。触りたくなってもすぐには手が出せないので、いきなり触ってしまって叱るという悪循環を断ち切れます。
「ダメ」は言い続けるとキリがない。脱ガミガミ母さんの鍵は言葉選び
買い物中に子どもに触ってほしくないものはどんなものがあるか考えてみましょう。試食用のウインナー、焼きたてのパン、山積みのフルーツ、ラップがかかったお刺身などなど。
そんなときに一つずつ「〇〇を触ってはいけません」と言い続けていてはキリがありません。購入前の商品を触ってはいけないというルールを理解できるのは4歳以降です。
3歳までは、具体的な行動をどうするべきかを伝えることが効果的です。この場合は「リュックを持ってて」のように手の行き先を具体的に限定しましょう。
リュックが大活躍!「ひもを持っててね」で2歳でも何にも触らず買い物できた
息子が歩けるようになった2歳半ごろ、近所の食料品スーパーへ初めてベビーカーなしで行ったときのお話です。
ハンガリーのスーパーは計り売りが多く、お野菜もフルーツも剥き出しで棚に山積みにされています。興味津々の息子が触ってしまうと、潰れたり陳列が雪崩れ落ちたりするのでは、と内心ヒヤヒヤでした。
お気に入りのリュックを背負ってきた息子は、肩紐のところを手で持つスタイルで悦に入っています。そこで、お店に入る前に「手はリュックの紐を持っててね」と約束しました。
すると、勝手に商品を触ることがなくスムースに買い物を終えることができました。
言葉選びとタイミングの工夫で今日もニコニコ母さんで行こう
最近子どもに口うるさくなってるかな?と思ったら「××しないで」というフレーズばかりになっていないか確認してみて。
子どもの脳はイメージが優先なので「触らないで」と言われると触るイメージが頭に浮かんで、ますます触りたくなってしまいます。
「〇〇してね」という表現に変えてみましょう。それだけでお母さんの言葉が子どもに届いて、すんなりと行動できるようになります。
お店に入る前に約束しておくのもポイントです。今だけかも知れない息子とのお買い物、叱らず楽しく終えたいものです。伝える言葉選びとタイミングの工夫で、ニコニコ母さんでいられる時間を増やしていきましょう。