親子でハイキングに出かけたことはありますか?楽しいですよね!新しい発見と学びをくれる自然の中へ気軽に出かけましょう。
心が育つハイキングは生きるチカラの元になる学びに溢れている
子どもとハイキングに出かけたことはありますか?実はハイキングにはいろんな学びが隠されています。さて、あなたはどんな学びが隠されていると考えるでしょうか?
今、ぱっと考えてみてください、時間は30秒。よーい始め!
さぁ、どうだったでしょう。
正解は…!あなたが考えたもの全てです!
持久力、集中力、判断力、行動力、表現力、想像力、やり抜く力…などなど、まだあなたが想像していない学びもたくさんあるかもしれません。
最近の研究では自然体験をたくさんした子どもはそうでない子どもと比べて探求心が高い…などの研究結果も出ています。子どもにとっては、自分には分からないうちに吸収される学びがたくさんあるのです。
ハイキングに出かけるための疑問や不安
子どもと一緒にいざ初めて出かけよう!と考えた時、年齢にあったコース、持ち物、服装…など気になることはありますか?歩いてくれるかな?ケガをしないかな?などの不安もあるかもしれませんね。
そんな疑問や不安をいくつか和らげられるようキッズコーチングの視点から、よく聞く質問と私なりの回答を3つご紹介したいと思います。
Q:ハイキングは何歳からできる?
A:0歳からできます。
しっかり歩けるようになるまではベビーキャリアや抱っこ紐を使って。自然の中でのスキンシップは愛情を深め、自己肯定感を大きく育ててくれます。また歩かなくても風の音や匂い、光や気温を感じることで五感が刺激され好奇心が養われます。しっかり話しかけながら楽しんでくださいね。
コースを選べば2歳からでも歩けます。目的に向かって歩くことで集中力が育ちます。集中して何かにチャレンジすることは「自立」への第一歩になります。30分くらいで歩き切るくらいのコースで楽しんでください。
4歳くらいから体力が上がれば、歩く距離も増やせるのでコースの選択に幅が出ます。子どもの体力やがんばりに合わせて目的地を決めると、ゴールに向かって努力する力が付きます。
わが家のわんぱく息子は、4歳になる少し前、約4時間歩いて登頂。行きはグズグズのときもありましたが「どうする?」と聞くと「歩く!」と、1人で歩き切りました!帰りの達成感いっぱいの顔を見ると、行ってよかったなと思っています。
Q:「疲れた!」「抱っこ!」と言われます
A:疲れていたら休息を。その経験やそこで出会うものこそが大切です。無理に歩かせなくても大丈夫。「あれ何かな?」「風が気持ちいいね」と笑って話しているうちに、興味関心でまた歩き出せることもあります。
もし慣れない場所で不安になっているようなら、抱っこしても手を繋いでもOK。できたことに注目して、心に寄り添ってあげてください。意外とすぐ歩き疲れる様なら、靴のサイズが違っている…なんてこともあります。
私も少し大きめサイズを買って失敗したことがあります。子どもの言葉に共感しながら「ヤダ」⇒「イヤなんだね」と同じ言葉を繰り返してあげるだけで、気づくと「靴の足が痛いの」と靴擦れに気づかせてくれることがありました。そんな時は詰め物や中敷きクッションで解決です。笑顔で歩けるようになりました。
Q:子どもが大きな枝を振り回して困ります。
A:よくあります!特に男の子は大好きなことが多いです。いい枝を見つけると奪い合いになることも。「ダメ!」ではなく、振り回すとどんなことが起きるのか、「人にぶつかるよ」「引っかかって転ぶよ」と具体的に伝えると効果的です。
5歳頃にはルールとマナーの違いがわかってきます。他の人の気持ちを考えながら危険予知を一緒にすると上手に遊べるようになります。危険予知は予測脳といって先を見る目を養ってくれます。
また、大きな枝でなく小さいものでも満足できる子もいます。リュックに刺しているだけでOKな子も。すぐに取り上げてしまうのではなく、どうしたら自分も含めたみんなが嫌な思いをしないのか相談してみてください。
大自然は危険と隣り合わせの部分もありますが、大抵のことを大きな心で受け止めてくれる学びの宝庫です。 工夫して楽しんでくださいね。