「コーチング」という言葉を聞いたことはあっても、実際に何をどうしたらいいのかな、と思っている方もいらっしゃるかもしれません。そんな方のために、今日は私が実践していることを例に、コーチングってどういうものか、についてお話します!
大人でもできないことはある!そんなときは“コーチング”の出番
お母さんになると、いろんなことを子どもに教える場面がありますね。手の洗い方、ボタンの留め方などもう数え出したらキリがありません。
大人だからできて当たり前、という空気はちょっと辛いですよね。それだけでなくお母さんができないことを子どもがやりたがったときはどうしましょう?そんなときは、“コーチング”という接し方がとっても効果的です。
見守る・待つ・聴くを意識して子どもを見つめてみよう
“コーチング”という言葉からどんなことがイメージできますか?スポーツの指導者としてのコーチが一番馴染み深いかもしれませんね。
コーチングとは、目標を持った人をその目標まで“導く”ことです。できる人ができない人に“教える”のとは違います。
コーチングの考え方のポイントは3つ。子どもを“見守る”、子どもの考えや行動を“待つ”、子どもが何を伝えたいのかを“聴く”です。子どもに主体をおいて考えると良いということです。
癖字に悩むわたしが平仮名を知りたい娘に対して実践したコーチング
実は私は自分の字にコンプレックスがありました。だから娘に「お手本を書いて」と言われるのが苦痛でした。
そこでコーチングの手法を使っています。
まずはお手本を用意し娘が自由に書く様子を観察しました。何度も同じ字を書いるときは、ノートをたくさん用意して本人が納得するのを待つだけ。何度も書き直して困っているなと感じたら「この線とこの線はどっちが長い?」と考えるきっかけになる言葉をかけています。
このように“見守る、待つ、聴く”を取り入れることで、お母さんが苦手なことでも子どもを伸ばすことができるのです。
今日からできるコーチング。まずは“見守る”からスタート
私は娘に「こう書くんやで」と教えてはいませんが、「上手な字を書きたい」という娘の目標を達成できるように手助けをしています。
これが“コーチング”の考え方の土台です。
わたしが教えたのでは、わたしより上手な字は書けません。コーチングなら、わたしよりも娘の方が美文字になる可能性があるのです。
“見守る”ことが第一歩です。子どもに折り紙を一枚、何も説明せずに渡して見守ってみましょう。思いもよらない新しい遊びが誕生するかもしれませんよ。
- 子どもが何をしようとしているか、どんな工夫をしているか“見守る”
- 子どもが自分で考えて行動を起こすのを“待つ”
- 子どもが迷っているとき、困っているときは、考えるきっかけになる質問で“聴く”