保育士を経験したあとに長男を出産した私。
しかし返事がない赤ちゃんへどう声を掛けていいか困っていました。
今回はそんな私でも気軽に赤ちゃんへ話しかけられるようになったポイントをご紹介します。
赤ちゃんは感覚を研ぎ澄ましている。感覚を表した言葉を中心に話し掛けよう
赤ちゃんにとっていつもおなかの中で聞いていたお母さんの声は安心できて大好きです。実際、育児書を見ると「たくさん話しかけましょう」と書かれていますね。
でも、いざ話しかけてみると反応がないため、どう話したらよいか分からなくなるお母さんもいることでしょう。
私は保育士を経験してから第一子を生みましたが、どんな言葉をかけたら良いかとても困りました。赤ちゃんに話しかける言葉は 「今日は暖かいね」「光がまぶしいね」 と感覚を表している言葉がおすすめです。
0歳のころは好奇心を育てよう。色々なものへ興味を持てる子どもになる大切な時期
赤ちゃんが何かをじーっと見ていることがありますね。これは感覚を研ぎ澄まして感じ取ろうとしているのです。
0歳児は感性が育つ時期。いろいろなことに興味を持つ“好奇心”が育つように、しっかりと聴覚・視覚・嗅覚・味覚・触覚といった五感を刺激しましょう。赤ちゃんが嬉しそうにするもの、反応するものなど心地よい刺激をたくさん与えます。
まずは聴覚から。お母さんの優しい声でお母さんが感じたことを伝えていきましょう。
「きれいだね」「冷たいね」などと形容詞を使って語りかけると感性が豊かになって、様々な物ごとへ興味を持てる子どもになります。
赤ちゃんとのコミュニケーションは一方通行。だからこそ心で感じたことを伝えよう
赤ちゃんに話しかけても日本語で返事が返ってくるわけではありません。
長男が0歳のころ、私は話しかけていて切なくなるときや、自分の言葉がけが赤ちゃんにとって正しいのか不安になることがありました。
子育てに正解や不正解はないと思っていたけれど、初めてのことばかりで自分の言動に自信が持てず正解を探していました。
大切なのは正しい言葉ではなく、お母さんが実際に感じた感覚を伝えることでした。
「~しい」「~い」で表せる形容詞を使って伝えることで、感性が豊かな子になっていくのです。
お母さんの好きをたくさん伝えよう。赤ちゃんの好奇心の基盤ができていく
お母さんの好きなものや好きなことは赤ちゃんにも楽しい気持ちが伝わります。
楽しいという思いはさまざまな物事への興味や関心に繋がります。五感を意識してやさしい口調でたくさん話しかけていくと、子どもが言葉を使えるようになったときにもいいことがあります。
五感を表す言葉は、気持ちを表す言葉にも繋がります。イヤイヤ期がやってきた頃、何がなぜ嫌なのかを言葉で説明できるようになるので、コミュニケーションが楽になるでしょう。