夏休みがいかがでしたか?
3食の用意に宿題のチェック、子どもたちをどう遊ばせるかなど、きっと色々なことに心を配られたんじゃないでしょうか。
元保健室の先生として、リアルタイムで子育てをしている母親としての経験から、私がポイントだなと思うことをシェアします。
夏の疲れが出ていませんか?子どものこんな様子に要注意
新学期が始まりましたね。ママたち、お疲れは出ていませんか?コロナ禍ということもあり、普段の夏休みより気を遣うポイントも多く、張り詰めていた気持ちが緩んで疲れが出ている方もいらっしゃるかもしれませんね。
大人はその状況を理解して休息をとるなどの対応ができますが、小さな子には難しいもの。
一見元気に過ごしていたとしても、疲労やストレスが蓄積していることもあります。新学期に入り、明らかに今までと違う様子を見せたら、少し注意して見てあげてください。下記にサインの一例を載せておくので参考になさってくださいね。
- 極端に甘えるようになった
- 落ち着きがなくなった
- 今までできていることができなくなった
- ちょっとのことでイライラするようになった
- 食欲が落ちた
- 元気がない
- 睡眠の質の低下
(寝付きが悪い、「眠れない」「怖い夢を見る」と言う、朝起きられない、過度に寝過ぎる など) - 体調不良をよく訴える
子どもの気になる行動は、心の充電切れが原因のことも
夏休みは日数が長いので、他のお休みに比べ生活リズムが変わりやすいと言われています。
元に戻すのには、たくさんのエネルギーが必要。夏休み明けに心のSOSサインを出す子どもたちは、このエネルギーが十分にたまっていない、つまり心の充電切れを起こしていることが多いのです。
それぞれのお子さんにあった方法で、心の充電してエネルギーを貯めてあげてくださいね。
要観察!子どもはどんなときに笑顔になる?
子どもがニコニコ笑っているときは、心の充電が満タンでエネルギーが貯まっています。
どんなときに笑顔になり、心の充電ができるかは、子どもの持って生まれた性格によっても異なります。兄弟に同じ関わりをしているのに反応が違うときは、この持って生まれた性格が関係していることが多いのです。
下にわが家の3兄妹それぞれの、充電ポイント例を書きますね。
親に気持ちの余裕があり、穏やかな心持ちのときに、ゆっくりじっくり話を聞く。
キャンプで弟妹が寝た後両親を独占し、たき火を囲みながら、大好きな鉄道関係の話に耳を傾けると最高に嬉しそうな顔をします!
じゃれつき遊び。内容はなんでもよし。とにかくスキンシップをとりながら遊ぶのが大好き!
ぎゅっと抱きしめながら「ママは末っ子のことが大好きよ」「ママのところに生まれてきてくれてありがとう!」と伝えると幸せそうな笑顔を見せてくれます!
このように子どもの性格によって、心の充電ポイントはさまざまなのです。
心の充電が、子どものがんばる力を生む
SOSサインをママにキャッチしてもらい、自分の気持ちを認めてもらい充電してもらうと、子どもは安心することができます。そうして安心できた子は、気持ちが前向きになります。
その気持ちは、きっと一歩踏み出す勇気に、がんばる力に繋がるはずです。
どうか、それまで子どものペースを尊重してあげてくださいね。
子どもと同じようにママやパパにもエネルギーチャージは必要。
毎日がんばっている自分自身のことも充電してあげてくださいね!