靴ひもが結べるのは自立の証?
我が家の5歳の双子は今年の9月からアメリカのキンダー、いわゆる幼稚園に通い始めました。入園後、担任の先生から家庭でも練習するように言われたことのひとつが、靴ひもを自分で結べるようになること。
学校指定の靴はないので、脱いだり履いたりしやすい紐がないスニーカーを双子は履いています。全体的に靴ひものない靴を履いている子が多い印象なのでなぜ靴ひもなのか疑問だったのですが、もし学校に履いてきてほどけた場合、いちいち先生が手伝うわけにはいかないので必要なことなのかなと思います。
キンダーは基本的に自分のことは自分でする、何か困ったことが起きても自分で解決するように考えさせるのが前提のようです。
ちょうちょ結びの練習は身近なものを使うのもあり
普段履かない靴ひものついた靴。でも、今後履く機会があるかもしれません。靴ひもが結べるようになるにはどうやって練習したらいいでしょう?要はちょうちょ結びができるようになればいいわけです。
身近にあるもので練習できないかな?あっ、お弁当箱を入れる巾着袋がちょうどいいかも!
双子が通っている学校では給食かお弁当か選べるのですが、お弁当を持って行くことが多い我が家は早速子ども達にお弁当袋の紐を結んでもらうことにしました。
初挑戦は段階を踏んで取り組んでみよう
双子は初挑戦のちょうちょ結び。まずは私がやってみせながら説明しました。いろいろなやり方があると思いますが、私はこのように教えました。
左が上でひと結び。左で羽を作る。右を上からかけて下の穴から通す。羽を一緒に両手でひっぱる 。
できるところは子どもがして、様子を見ながら手伝いが必要なところは一緒にします。これを繰り返していると、いつの間にか双子も1人でできるようになりました。「できたよ!」と得意そうです。
事実を伝える言葉がけで自信を育てよう
全くできなかったことでも、見せる、一緒にやる、1人でやるというスモールステップを経験していくことで次第にできるようになっていきます。そして、1人でできた!という達成感を感じると自信が持てるようになり、自信が積み重なると自分の足で歩いていく力になります。
大人の言葉がけのポイントは事実を伝えること。
「今日はここまでできたね」
「1人で全部できたね」
「1人で結べてすごいなぁ」
事実を認めてあげることで小さな成長も見ていることが伝わり、より前向きにチャレンジしてくれるようになりますよ。