
「ありがとう」は言われたら誰もが嬉しくなる言葉ですね。
実はありがとうには効能がたくさんあるってご存じでしたか?
「ありがとう」を伝えるタイミングは“やってほしいこと”をしてくれた瞬間
「元気でいてくれて、ママやパパの元に生まれてきてくれてありがとう!」いつでもそう感謝できたら最高ですが、そんなキレイゴトを言っていられない事態が起こるのが育児中ですね。
何度言っても靴下は裏返しで洗濯かごに入っていたり、おかずを取り合って兄弟げんかになったりするのも日常茶飯事。そのたびに「靴下は裏返さないで!」「そんなことでけんかしないで!」とつい言ってしまうママやパパも多いのではないでしょうか?
私たちは“困ること”や“やってほしくないこと”を伝えるのは自然と口から出てくるけれど、その逆に“してくれたら嬉しいこと”や“やってほしいこと”を伝えるのはどうしても忘れがちになります。
だからこそ、普段から意識して子どもが“やってほしいこと”をしてくれたときに「ありがとう」を伝えましょう。


ポジティブな気持ちになれる「ありがとう」の効果
「ママやパパの元に生まれてきてくれてありがとう」は“あなたはかけがえのない存在”“必要とされている存在”というメッセージを伝えることができます。言葉に出して伝えることで、子どもは自分の存在を肯定し、自信を育むことができます。
また、東邦大学医学部の生理学者、有田秀穂名誉教授によると、感謝されることで感じる温かい気持ちは、オキシトシンの分泌によって生まれているそうです。
オキシトシンにはストレスを軽減させ、不安や心配を緩和させる働きがあります。それにより心身がリラックスした状態となり、結果としてポジティブな気持ちになりやすいのです。
「えらいね」のほめ言葉を「ありがとう」変える
家族に改まって「ありがとう」を言うのは気恥ずかしいという方もいらっしゃるかもしれませんね。私もそうでした。そこで、キッズコーチング協会理事長で幼児教育家の竹内エリカさんのアドバイスを実行することに。
それは子どもをほめるときについ使ってしまう「えらいね」を「ありがとう」に変えるというものでした。例えば、靴をそろえてくれたら「ありがとう、揃っていると気持ちがいいね」「ありがとう、ママ助かったわ」といった具合に。
「えらいね」という言葉を使っていたときは、「ママ、靴揃えたよ!えらい?」と“えらい”という言葉を得るために行動を起こしていた子どもたちですが、「ありがとう」に変えてからは家族への思いやりの気持ちから行動してくれているように感じます。
「ありがとう」の効能は“感謝する側”にもある
最新の科学により、感謝をする人ほどポジティブで生きがいや喜びを感じやすく、幸福感も高いこと。
そして、親切で寛大であり、社交的で孤独になりにくいことがわかっています。
つまり「ありがとう」という言葉は、相手の心を温かくするだけでなく、自分を幸せにしてくれ、人と人を結びつけてくれるのです。「ありがとう」には効能がたくさんありますね。
新しい年は“してくれたら嬉しいこと”や“やってほしいこと”をしてくれた瞬間を見逃さず、感謝の気持ちを伝えるようにしてみませんか?きっと、家庭にあたたかな空気が流れることでしょう。