毎日暑い日が続きますね。子どもは新陳代謝もいいので、室内にいても大量の汗をかく…なんてことも多いと思います。
そんときに、お母さんを困らせるのが毎日のおふろ。お母さんは汗を流すためにも入ってほしい、でも子どもは暑いから入りたくない…。
イヤイヤが続くと、喜んでお風呂に行ってくれたらいいのに…とため息が出ますよね。そんな時のヒントをお話したいと思います。
おふろをこどもが行きたい場所にする!
おふろバスやおふろ列車…子どもが好きなものをお風呂に置いておくと、大喜びで終点おふろまで行ってくれますね。
「でもそのあとすぐに戻っちゃうんです!」
「すぐ逃げちゃうんです!」
という話をよく聞きます。なぜなんでしょう?
答えは簡単、お風呂自体が子どもにとって、特に行きたい場所ではないからです。
子どもからすると「バスや列車はノリノリで楽しい♪けどお風呂はイヤ…。とりあえずおもちゃがあるから行っちゃうけどね。」という状態だったりします。
ツールも大切ですが、それに加えてお風呂を行きたい場所にすることが大切です。
子どもがお風呂を嫌う理由。お話ができるようになったら聞いちゃおう!
なぜなの?とへとへとになりながら子どもと入浴しているお母さん。子どもにお風呂が嫌な理由を聞いたことはありますか?
もし聞いたことがないなら、一度聞いてみてください。語彙数の少ない子でも、理由を伝えてくれることがあります。よく挙げられる子どもがお風呂を嫌う理由と対処法はこんな感じです。
- お湯が熱い
子どもの肌は大人が思うより敏感。特に夏は「ぬるいかも?」と思うくらいに調整してみよう - ゴシゴシ洗われるのが痛い
小さい子ほど痛いと感じやすいです。かなり力を抜いて、なでるくらいの気持ちで洗ってみて - 床が冷たい
入る前にシャワーやかけ湯などで、床をサッと温めよう - シャワーが怖い
水の勢い、大きな音など、子どもがシャワーを嫌がる理由は様々。勢いをゆるめるか、いっそかけ湯でも。 - 他にやりたいことがある
お風呂に入る前にやりたいことを済ませてあげる/お風呂が終わったらできると約束する - 自分の予定が崩れるのがイヤ
「あと○分でお風呂だよ」「そろそろお風呂の準備するね」「これが終わったらお風呂にしようね」など、時間の見通しがつけられる言葉をかける
楽しいや特別を詰め込んでみる
お風呂に特別感を出すのも効果的です。
お風呂でしか味わえない楽しくて特別感の芽生えるものを用意しておくと、その体験から苦手意識が薄らぐこともあります。
一緒になぞなぞ大会をしたり、ゲーム大会をしたりする、その時間にだけ出すおもちゃを用意して、その時間を楽しみにできるようにする…など工夫してみてください。
普段話せないようなこともぽろっと話したくなることが1番多いのが入浴中であることも大切な要素です。お話がたくさんできるようになると、子どもが困っていることや体験したことなど浴槽の中で話してくれることがあります。
濡れても大丈夫なボードに“お話しコーナー”や“おしゃべりの国”などと書いた看板を置くだけでお話が楽しくなることもあります。一緒にボードを作るとわざわざ行きたがることもあります。
子どもは話を聞いてもらえるだけでストレスから解放されることもあるので、よい体験をお風呂で作ってみるのもいいかもしれません。
我が家ではお風呂はお手伝いコーナーでした。お風呂の時間はお掃除時間になるのです。汚れていなくても、泡で床をごしごしするのが楽しいようで、喜んでお風呂に行こうと誘ってくるほどでした。ピカピカの床を得意げに「きれいでしょ!」と指差ししていました。
終わりよければALL OK!
お風呂イヤイヤのお母さん、お父さん。毎日お疲れ様です。いろんな工夫をされながら日々を過ごしていると思います。
お風呂から出た後、きっとぐったりしていることもあるでしょう。そこでもうひと踏ん張り、苦手な子がお風呂に入ることができたら、ぜひ思いっきりほめてあげましょう。ぎゅっと7秒ハグしながら、できた喜びを分かち合ってください。そうすることで、だんだんと苦手が和らぐことが多いのです。
そして、どの方法が子どもに合っているかを見つけたその時は、ぜひできた事・成功例をままとこまでアドバイスください。
7秒ハグをしながら「できたね!」と語り合えば、さらに良い関わりが手に入るはずです。