運動会の練習真っ只中の今、帰ってくるなり長女と次女は「練習したいから曲をかけて!」とお願いしてきます。今回は、練習をさせてあげたい思いもありつつ、日常生活とのバランスに悩んだ経験を記事にしてみました。
当たり前じゃない!家でも運動会の練習をしたがる子は頑張り屋さん
10月は運動会シーズンという地域も多いのではないでしょうか。私の住む地域でも、幼稚園・小学校でそれぞれ運動会に向けての練習が大詰めを迎えており、我が家では9月以降ほぼ毎日、”運動会について”が話題の中心を占めています。
「今日はみんなかっこよかったんだよ!」とお友達の様子と合わせて教えてくれる日もあれば、「今日はここまでやったよ!」と踊りながら教えてくれたり、色々な日があります。
その中でも、我が家では小学生の子も、幼稚園の子も総じてお遊戯の練習が気になるようで、ここ最近は毎日のように「練習をしたいからネットで曲を探してかけて」とお願いされています。
大切なことはたくさん。その中で何を優先するかはその時次第!
練習させてあげたい気持ちはあります。でも言い出すタイミングが遅いのもあり、日々の宿題や次の日の準備など、しないといけないことを全部終わったときには、毎日消灯時間すぎ。
私は子ども達の睡眠を重視しており「十分に睡眠時間を確保してあげたい」という思いが強くあります。それに加えて「自分の1人の時間も確保したい」という思いもあるので、毎日「20時には消灯」を目標に生活しています。
そのため、結局練習をしたいと言われても、消灯時間なのでさせないという日が続いてしまっていました。
運動会まであと数日と迫ってきたある日「睡眠も大切だけど、年に1回の大舞台、家で思う存分練習をさせてあげて、自信をつけてあげる方がもっと大切なんじゃないか?」そんな思いが頭をよぎりました。
同じお遊戯でも考え方は人それぞれ。その子に合わせた対応で自信に変わる。
お遊戯などに対して”多少わからない所があっても、楽しければそれで良い!”という子もいれば、”失敗をしたくないので、完璧に踊れるようになってからしか本番を迎えたくない”という子、”緊張しやすくてそもそも人前で踊るのが苦手”と言う子、子どもによって感じ方はそれぞれです。
うちの場合、長男は幼稚園でなんとなく楽しく踊るタイプに対して、長女と次女は失敗をしたくないタイプ。それなら女の子組は運動会までの数日、10分くらい睡眠時間が遅くなったとしても、練習して自信をもって本番に臨むことができる方が本人達にとってはベストなんじゃないか。数日前になって、やっと気づくことができました。
今までは「20時には消灯する」という思いに囚われすぎてしまっていましたが、それからは練習したいと言われたら、多少寝る時間が遅くなっても練習させてあげる日が増えました。
子育てに正解はない!1回の自問を挟んで家族のベストを導き出そう
子どもが練習をしたい!と言っているからといって「寝る時間を削ってまでさせるべき!」と言っているわけではありません。その子によって、そしてご家族にとってベストな生活習慣がありますし、お母さんによっても考え方は様々だからです。
苦痛を感じてまで練習させるべき!というわけではありませんが、もしお母さんの思考が「〇時には必ず寝るべき!」などと凝り固まってしまっている場合は一度「もし今練習をさせてあげたらどうかな?」と考えてみるのはどうでしょう。
その結果が「1回だけさせてあげよう」でも、「やっぱり睡眠は大切だから、明日のこの時間にしよう!」でもどんなことでも大丈夫。
その過程を1つ踏むだけで、思考が柔軟になり、親子の選択肢が増えていきます。