「七五三は一生に一度のイベント。できればちゃんとしてあげたい。」そんな風に思う方もいらっしゃるかもしれません。私もそう思って、たくさんインターネットで情報を集め悩んできました。でも1番大切なのは家族の笑顔。七五三のやり方に悩んでいる方はぜひ一度読んでいただけたら嬉しいです。
どれが正解?七五三の行事はいつ、どのようにするべきか
みなさんのご家庭では七五三のお参りやお祝い、記念撮影などの行事はどうされているでしょうか。お参りだけしているご家庭、撮影だけしているご家庭、両方しているご家庭、どっちもしていないご家庭、年齢や状況によって、したりしなかったりしているご家庭、様々かもしません。
七五三と言えば、基本は7歳、5歳、3歳で行われる行事。しかし数え年で行う場合、3歳の七五三のときは、まだ2歳という場合もあるかと思います。
2歳と言えばイヤイヤ期真っただ中。気持ちが乗ってくれたら2歳でもかわいくおめかしして、家族で楽しい幸せな七五三のお参りもできるでしょう。しかし、場合によってはせっかく着物を準備しても着用拒否、撮影を申し込んでも撮影拒否、親子で悲しい七五三になってしまう可能性もあります。
2歳はこだわり強め。楽しめないと思ったら”しない”も素敵な選択肢
我が家は上2人が女の子、下2人が男の子の4人兄弟。上の子は2人ともやおしゃれが大好きだったので、早生まれで2歳で行った次女も含め、ノリノリで衣装を着てくれて、かわいくポーズを決めてくれて無事にお参りも写真撮影も行うことができました。
しかし、同じく早生まれの長男も上の子2人と同じように2歳で七五三のお参りもしようと思ったとき、長男はイヤイヤ期真っただ中でした。毎日お気に入りの服しか着ず、気が乗らないことは断固拒否、どう考えても着物を着てお参りに行くことは無理そうでした。
それでも「上の子と同じようにしてあげるべきじゃないか」という思いが頭から離れず、ギリギリまで悩みましたが、結局はせっかくするなら、家族みんなで楽しい気持ちでお参りしたいと思い、もやもやしつつも1年見送ることに決めました。
兄弟全く同じ関わりをする必要はなし!大切なのはその子の気持ち
兄弟を育てている方の中には「イベント等は兄弟同じようにしないといけない、してあげたい!」と思っている方もいるかもしれません。私はさらに、周りから「上の子の時はしていたのに、下の子の時はしないんだね。」と言われるのがとても嫌で「何が何でも同じようにするんだ!」と意地になってしまっている部分もありました。
兄弟それぞれに愛情を注ぐことはとても大切です。でも実は、全く同じ関りが必要かと言うとそういうわけでもないのです。兄弟でもその子によって成長のスピードも、好きなことも、嫌なことも、得意なことも、苦手なことも全部違います。なので、兄弟で同じ関わりをするよりも、それぞれの子に合った関りをする方が、子どもの心は満たされます。
【簡単2ステップ】家族に合わせた形を見つけて、笑顔で健やかな成長を願おう
必要なのは全く同じ対応ではなく、その子の様子を丁寧に観察すること&丁寧な会話。お参りに行くことを検討した年齢で、日ごろの様子から親子で楽しめないようであれば、1年見送っても大丈夫。たとえ兄弟で同じ時期に七五三をしなかったとしても、大きくなった時に丁寧に説明すれば良いだけです。
「○○くんが2歳の時は、着物を着たがらなかったからしなかったけど、1年後にはお兄さんになってかっこよく着てお参り行けたね!」そんな風に丁寧に会話ををすることで、お母さんの愛情はしっかりと子どもに伝わります。
七五三のお参りをする目的は、子どもの健やかな成長を願うこと。家族で健やかな成長を願って思い出に残す方法は、家族の数だけあります。情報があふれる今ですが、情報にとらわれすぎず、それぞれの家庭に合う方法を見つけて、家族の笑顔あふれる幸せな行事にしていただけたらと思います。