子どもに響く注意のコツはママの気持ちを伝えること
今年の夏休みこそは穏やかに過ごしたい…でも毎日同じことで注意しちゃいそう、そんなお悩みをいただく季節になりました。
夏休みは親子が一緒にいる時間が長くなり、どうしても生活のさまざまなところで気になることがでてきて「宿題しなさい」「夜更かししないで早く寝なさい」などと注意することもありますね。はじめの一回で行動してくれればいいものの、何度伝えても動かない子どもにイライラが募る…なんて経験はきっと多くのママがしていることでしょう。
そんなママたちに知っておいて欲しいのが、子どもは命令されると反発したくなる心理が働くということ。注意をしたいときはママの気持ちを伝える方が子どもの心に響きます。
ママ気持ちを伝えるには「私」を主語にするとうまくいく
ママの気持ちを伝える方法は簡単。主語を「あなた」から「私」に変えればいいだけ!!例えば「(○○くん)夜更かししないで早く寝なさい」は主語が「あなた」になっていますね。これを「私」が主語の文章に変えると「ママは○○くんが早く寝て、朝元気いっぱいにおはようと言ってくれると嬉しいんだ」となります。いかがですか?これだけでも印象がずいぶん違うと感じませんか?
この伝え方だと子どもは責められている感じがしないので、受け入れやすく行動に移しやすいのです。
子どもが理解してくれる最強の会話術:事実+要望を伝える
夏休み中、ママが疲れてきたときにもこの方法は使えます。コツは気持ちばかりを押し付けるのではなく、事実と要望を具体的に伝えることです。要望に気持ちを添えると、さらに伝わりやすくなります。
ママは今とても疲れている + だから少し一人にしてくれると嬉しい
ママは大きな声で話されるとうるさくて辛い + だから小さな声で話してくれると助かる
ママはご飯を作っているので手が離せない + あと5分で終わるから待っていてほしい
このように要点を押さえて正直に伝えると、気持ちをわかってもらえるようになるだけではなく、子どもは自分の気持ちが尊重されている、自分はママに愛されていると感じることができ、親に対する信頼感も育てることができます。
思いやりの心は相手の気持ちを理解することで育つ
ママの素直な気持ちをたくさん伝えることで、自分の取った行動によって相手がどんな気持ちになるのか知ることができ、思いやりの心が育まれます。
ぜひ「嬉しい」といったプラス感情だけでなく、「辛い」といったマイナスの感情もぜひ伝えるようにしましょう。そもそも感情によいも悪いもないからです。どちらの感情もあることが自然なのです。
また、ママがIメッセージで話していると自然と子どもも真似をするようになります。そうなれば自分の気持ちを的確に伝えられ、コミュニケーションが上手な子にきっとなることでしょう。
お互いにイライラをためることなく上手に伝えあって、ステキな夏休みにしてくださいね!