園にお迎えに行くと遊び続けてなかなか帰ろうとして困った経験はありませんか?私の体験から効果のある方法をお伝えします。
いいよの後に子どもの好きなことや面白い提案すると耳を傾ける
子どもが遊びたいと主張した時は「いいよ遊びたいのね」と一旦気持ちを受入れてみて下さい。そのほうが素直に聞いてくれます。
耳を傾けてくれたら「いっぱい走って帰ろう」とか「大好きな唐揚げ食べよう」など、子どもが好きなことや面白そうなことを提案してみましょう。怒らず叱らず楽しくしつけられます。
お迎えの時のルールや約束は何度も声をかけて思い出させよう
園から帰りたくないとぐずる事を想定して、あらかじめお約束をしておくのも良いでしょう。
「時計の長い針が6になったら帰ろうね」など、いつまで遊ぶのかを提案してあげると分かりやすいです。
子どもがお約束を忘れてしまった時は「あと5分で6時だよ」「あと5分で30分だよ」と伝えてみましょう。何度も声をかけると約束を思い出せるようになってきます。
園の先生の協力がしつけの習慣化の近道になる
ある園で毎日遊びに集中して帰らない男の子がいました。お母さんから相談を受けて、お母さんが会社を出る前に連絡を頂く事にしました。
お母さんに連絡を頂いてから園に到着するまでの間、靴下を履いたり上着を着たりなど、帰りのお支度をしながらお迎えを待つようにしました。すると帰りの支度に集中できてスムーズに帰れるようになりました。
更に嬉しい効果も。帰りのお支度も習慣となり、1人でできるようになったのです。
お母さんが1人で抱え込まず先生に相談するのも鍵になります。
お母さんが気持ちを伝えると子どもの思いやりが育つ
「お迎えにきたけど帰ってくれなくてお母さん悲しいな」と、お母さんの気持ちを伝えると心に届きます。
キッズコーチングでは主語を“I(アイ・私)”にして感情を伝えることをI(アイ)メッセージといっています。悲しいときだけではなく、嬉しいときに使うのももちろん効果的です。
「今日は早く帰れてお母さん嬉しいな」とお母さんを主語にして伝えると、自分がした行動でお母さんが喜んだり悲しんだりすることを学びます。そこから他人への思いやりも育まれます。
叱る時も褒める時もお母さんが主語の“Iメッセージ”で「悲しいわ」「嬉しいわ」と言葉をかけてみて下さいね。