「片づけなさい!」は効果なし?!子どもが片づけるようになる言葉がけ

ちひろ/ライター

部屋が散らかっていると、それだけでストレスを感じてイライラしてしまうパパママもいらっしゃるかもしれませんね。実は私もその一人。最初は優しく言っていても、最後は大きな声で「片づけなさい!」と怒ってしまう日々が続きました。
今日はそんな日々から卒業できた方法をお伝えします。

目次

「片づけて」の声かけで片づけられる子は少ない

ママの「片づけて~」の声かけで片づけられる子は、実はとっても少ないのです。だから、その言葉で動かなくても、ママは焦ったり、不安になったりしなくても大丈夫!

「お片づけしようね~。」と何度言っても片づけてくれないときは、他の言葉がけを試してみてください。

進んで片づけしてもらうために言葉がけを工夫しよう

何度言っても行動してくれないときは、「片づけなさい!」と言う言葉が子どものテンションを下げるキーワードになっているときかもしれません。特に幼い子は“なぜ片づけなければならないのか”理由が分かっていないことも多く、楽しく遊んでいたのに中断させられて反発したくなるのです。

だからこそ、片づけをしてもらう際には言葉がけを工夫することが必要。遠回りに感じるかもしれませんが、実はそれこそが片づけられる子を育てる近道です。

兄弟であってもヒットする声かけはさまざまです

どんな言葉が響くかは、子どもの持って生まれた性格によっても異なります。兄弟に同じ言葉をかけているのに反応が違うときは、この持って生まれた性格が関係していることが多いのです。下にわが家の3兄妹の例を書きますね。

長男(気配りタイプ)

「片付けてね」の一言で片付けられる。母のイライラを察知してさっと行動に移してくれるので一言でOK

次男(わんぱく甘えん坊タイプ)

「きれいな部屋でご飯を食べられるとママ嬉しいな!」というように、ママの感情を言い表す言葉に変換して伝えると動いてくれる。反発もするけど、気付いたらママの横に座っているようなツンデレタイプには有効

末っ子(しっかりタイプ)

「おもちゃが出しっぱなしだと、お布団が敷けなくて困るわ。」や「出しっぱなしのおもちゃを踏んでしまうと壊れてしまうよ。それに、あなたも怪我をしてしまうかもしれない。」と理由や理屈をしっかり伝える方が動いてくれる

このように同じ親が育てていても、子どもの性格によってヒットする言葉はさまざまなのです。ひとりひとりにピッタリはまる声掛けを見つけたいですね。

わが子にぴったりの言葉を探そう!

とは言っても「片づけなさい!」以外の言葉がなかなか思いつかないというパパママもいらっしゃるかもしれませんね。いくつか載せておきますので、ご参考になさってください。

  • 片づける理由を伝える
    「晩ご飯にするから片づけようか」「踏むと怪我しそうだから片づけておこうか」
  • 具体的な行動を伝える
    「時計の針が○○になったら、片づけをはじめようか」「この積み木は、白い箱に入れてね」
  • おもちゃを擬人化させて伝える
    「(ぬいぐるみの)くまちゃんがお家に帰りたいって言っているよ」
  • パパもママも一緒に片づける
    「一緒に片づけしようよ」「よーし、どっちが片づけるのが早いか競争だ」
  • 片づいたときの気持ちの良さを伝える
    「きれいになると気持ちがいいね」「床におもちゃがないと部屋が広く感じるね」
ちひろ/ライター

どの言葉がけがお子さんにぴったりくるか、楽しんで探してみてくださいね!きっと何かのタイミングでピタっとはまる言葉が見つかります!

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この記事を書いた人

亀山千裕のアバター 亀山千裕 ままとこネットライター/キッズコーチング®マスタアドバイザー

小4、小1、3歳の子を育てる転勤族妻。
日々、家族を家事に巻き込む方法を探究し、最高のチームに育てるため奮闘中。プレッシャーを勝手に背負った教育ママが、わが子の「ママの子をやめたい」という言葉に目が覚める。現在は楽しい子育てを実践してもらうべく精力的に活動中。

趣味はファミリーキャンプ。オシャレなキャンプレイアウト研究中。

元養護教諭(保健室の先生)/ライフオーガナイザー®

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