おやつをもっと食べたい2歳の息子。「悲しかったのよ」となんとも言えない表情で訴えてきます。「イヤー!」とならないのは、0歳から取り入れたキッズコーチング流の関わり方の成果です。
子どもの「イヤ」は大人の「ヤバい」と同じ!?使い勝手がいいんです
自分でできることが増えたり、こだわりが出てきたりして自己主張が強くなる2〜3歳ごろ。
言わずと知れた「イヤイヤ期」です。
私の場合、上の子のときは本当に「イヤ!」しか言わないので苦労しました。子どもにとっては、やりたくないことも、怖いことも、やってほしいことも全部「イヤ!」という言葉で表現しているだけなんですね。まだ他の言葉を知らないから。
0歳のときから気持ちを表す言葉をお母さんが積極的に使うことでイヤイヤが激減するんです。
0歳のうちに言葉の種を蒔いておこう。イヤの代わりに言葉の花が咲く
0歳の赤ちゃんはまだお話ができません。しかし、聴覚は早い段階から発達しているので、お話はしっかり聞いています。
赤ちゃんの方から反応がないと、一人で話しているような気分になってなかなか言葉がけがしにくいかもしれません。しかしこの時期に気持ちや様子を表す言葉を聞かせてあげると、言葉を話し始めた2歳ごろの言葉の数に差が出ます。
おむつを変えて「スッキリしたね」お天気が良くて「気持ちいいね」ごっつんこして「痛かったね」のような表現を聞かせてあげましょう。
「ごはんイヤ!」はストレス。「おやつ少ないと悲しい」だと許せちゃう
私がキッズコーチングと出会ったのは二人目が1歳になる少し前でした。
一人目のイヤイヤ期に苦労した経験から、二人目には特に意識して感情を表す言葉や形容詞を使った言葉がけをしました。その結果、話し始めるのは二人目の方がうんと遅かったにもかかわらず、イヤイヤ期の癇癪が少ないのです。
舌ったらずながらも言葉で伝えようとしてくれるのでとても楽でした。
おやつが欲しいときも「イヤー!」と言わずに「悲しいのよ」となんとも言えない表情で訴えてくるので、思わずおやつを多くあげてしまいそうになるのが嬉しい悩みです。
子どもが「イヤー!」と言ったらチャンス!他の言葉に置き換えよう
0歳のうちから物の様子を表す形容詞や感情を表す言葉をたくさん子どもに聞かせましょう。自分の気持ちを正確に表せる言葉を知っている人ほどストレスが少ないという研究結果も出ているそうです。
すでにイヤイヤ期真っ只中の人も、今からでも遅くありません。
子どもが「イヤ!」と言ったときに「自分でやりたかったんだね」「緑のズボンが履きたいんだね」のようにその時々にぴったりの言葉に置き換えてあげましょう。気持ちが揺さぶられているタイミングで言葉を伝えることで、感情と言葉がむすびつきやすくなります。
今夜、子どもが目を擦ってあくびをしてぐずり出したら「眠たいね」と声をかけてみましょう。