うちの子いつも落ち着きなく走り回っています…とお悩みのママたちへ。
私の教室でも1、2歳のクラスでは特にそんな悩みを持つママが多いんです。今回はその視点がちょっと変わるお話ですよ♪
先生の言うことを聞かない、落ち着きがない?!将来リーダーになる器です
私はリトミック教室を経営していますが、保護者さまからしばしばご相談を受けるのが、とても元気で活発なタイプの生徒さんについて。「うちの子全く先生の言うことを聞かなくて、落ち着きのなさが心配です」「やんちゃ過ぎて皆さんに迷惑をかけているのでは・・」といった内容です。
その都度私は「それがあなたのお子さんの才能の芽ですよ!」とお伝えしています。実は行動力に溢れる、将来組織を引っ張っていくリーダーになる器でもあるのですよ。
子どもの気質を理解すると、ひとりひとりの長所と伸ばし方が分かる
子どもにはそれぞれ生まれながらの“気質”というものがあります。小さな頃からおとなしくシャイな恥ずかしがり屋さんもいれば、活発でひとりでもどんどん色んなことに積極的に挑戦するタイプもいます。気質に良し悪しはなく、ありのままにその芽を伸ばせるサポートをしてあげれば、その子それぞれ、オリジナルの大輪の花を咲かせてくれます。
大人の指示を聞かずに動き回るというのは旺盛な好奇心の印であり、高い行動力の現れであり、強い意志力の証でもあります。つまり、ママが悩みがちなその落ち着きのなさこそが、将来既成概念に縛られることなくクリエイティブな発想で人を惹きつけ巻き込んでいくことのできるわが子の才能、魅力、強みそのものなのです。
気質に応じて対応することで変化が起こる:生徒さんの事例
ここで読者の皆さんに、私の教室に来てくれている6歳のRちゃんについてご紹介しておきましょう。
2歳の頃、レッスン中でも他に興味のある物が目に付くとたちまちそれに夢中になってしまい、みんなと一緒にやる活動とは無関係に動き回っていたRちゃん。みんなで共有で使う教具も順番を待てず好きな色を一番に持っていってしまったり、とにかく動きたくてお部屋の中を走り回っていたりと、気ままで衝動的に見える時間も少なくありませんでした。
そのRちゃんが、6歳になった今がどんな様子かというと、まさにクラスのリーダー、頼れる存在になっているのです!色んなことにチャレンジしたいという積極的なパッションに溢れ、彼女のお陰でクラス全体の空気が大きく意欲的に盛り上がることもしばしば。時には「先生、それよりこっちの方がいいんじゃない?」と斬新なアイデアを提案してくれて、私の方が教えられることもよくあるほどです。
小さな頃から興味を持ったことに対してまず自分の手で実験し、理解し、世界を広げてきたRちゃんは失敗を恐れません。初めての活動に対してもまず、「やってみる!」と意欲満々です。たとえできなかったとしても「もう一回やらせて!」と言うほどのしなやかなメンタルを持っています。彼女の行動力とチャレンジスピリットが、大きな影響力を持ってみんなを引っ張っていってくれています。
そのやんちゃさこそが、キラリと光る可能性そのものです
自分を律する力、空気を読む力、お友達の気持ちを推し量る力は実は年齢と共に育ちます。それらを身につけ、生まれながらの気質を大事にしながらすくすく自分らしく育っているRちゃんは間違いなく、オリジナルの大輪のお花そのものです。これから大人になる階段で様々な壁にぶち当たっても、きっと自分を信じて乗り越えていけることでしょう。
やんちゃで手に負えない・・と悩んでいるママたち、是非それがこの子のキラリと光る可能性だと捉え方を変えてみて下さい。わが子の目の輝きが、内側に眠る宝物の輝きそのものに見えてくるはずです。きっとママをワクワクさせてくれる大物に育ちますよ♬
日々子育てに追われていると、
先が見えない気がして八方ふさがりになりがちですよね。
やんちゃで追いかけ回すのに大変だわ・・と落ち込みそうになったら、
それこそがたくましいリーダーになる素質であること、
時々思い出してみて下さいね♪