子どもの荷物は子どもが持っていますか?親が持ってあげていますか?
親子の習慣が園生活でも垣間見えることがあります。子育てのゴールを明確にすると親の役割が分かりやすくなります。
子どもの将来を見通そう。子育てで目指すゴールは子どもの自立
かわいいわが子が困っている姿を見ると助けてあげたくなるお母さんは多いでしょう。私もすぐに手を差し伸べたくなっていました。
なんでも親がしてあげることが当たり前になると、子どもは自分で何もできなくなってしまいます。
例えば自分で靴を履く・自分で荷物を持つ・自分で着替えをするということも、自分で行動することで身についていきます。親はいつまでも子どもの横で助けるわけにはいきません。
子どもの将来を考えて、子どもが自分で自分のことをできる“自立した子”に導いていきましょう。
かわいい子だからこそ自分で人生を歩いていけるように導こう
気配りのできる面倒見の良いお母さんは、「大丈夫?」「一人でできる?」と心配になって子どもに手を掛けすぎてしまうことがあります。
子どもには自分で自分のことをできるようになってもらいましょう。その方が大きくなったときに子どもが困らなくなります。
外へ行くときには子どもが自分で靴を出して自分で履く。園からの行き帰りは自分の荷物を自分で持つ。着替えは自分でする。
子どもができないことは「手伝おうか?」と一声かけます。子どもから「手伝って」と言われてから手伝うのはOK。子どもができないことを自分で解決するために助けを求めているので、手伝ってやり方を伝えていきましょう。
園の先生にも靴を履かせてほしいアピールをする子どもは意外と多い
保育園で子どもとお散歩へ行くときに度々見かける光景があります。
3歳を過ぎている子どもが玄関に立って片足を保育士の方に向かって出して待っているのです。お迎えに来たときの様子を見ていると、母さんが靴を持ってきて出した足へ履かせていました。
けれど保育園では1歳ころから自分で履く練習をしていくので、3歳にはもう自分で履けるようになっています。
何も言わずに足を出している子どもへは「靴はどこかな?」と尋ねると、子どもが自分で靴を持ってきて履くことができました。
子どもが自分の生活を自分で送れるようにサポートしよう
子どもはいつの間にか成長し、できることが増えていると感じることが多くあります。子どもが成長するには自分で挑戦してみることが大切。
親が時間に余裕を持って行動していると、子どもの挑戦に時間を取ってあげることができます。最初のうちは時間がかかりますが、慣れてくるとスムーズに行動できるようになっていきます。難しいときにはお母さんが手伝ってくれるという安心感があると挑戦しやすいでしょう。
子どもが自分のことをできるようになるとお母さんの負担が軽減されて、子育てがどんどん楽になっていきます。