子ども同士で関わることで人間関係構築の基礎ができる
公園は小さな社会。子ども同士の関わりは子どもに任せることで、自分たちなりに心を動かして人間関係の基礎づくりをしてくれます。ママは手出し口出しを控えめにして、見守りに徹すると面白い発見が沢山できますよ!
周りの子に迷惑が掛からないよう口を出すのは気が利くママ
公園に行くとたくさんの子どもたちが同じ遊具で遊ぶことがよくあります。お友達を押しのけて前に出る子、控えめでなかなか順番が回ってこない子と、性格によって行動が異なります。
子どもが遊ぶ様子を見ているママは「順番だよ」「お友達が来るから早く滑ってあげて」と周りの子に迷惑がかからないように子どもを誘導したりしますね。
でも意外と子ども同士で譲ったり自分の子より幼い子がいると助けてあげたりしているのです。
押されたり順番抜かされたり、譲ってもらう経験を通じて社会性を学ぶ
5歳の娘は控えめなタイプの女の子。幼い頃はぼーっとしていることが多かったので滑り台の順番待ちをしていると後ろからきた男の子に抜かされたり、押されて泣いたりすることもありました。
ちょっと心配になりましたが口を出さずに子どもたちを観察していると、中にはしっかり娘を優先してくれる子もいることが分かります。
子どもたちには実に様々な子がいるんだなあと感心しました。
滑り台を逆走する子がいれば、上で待っている子が「どいて!」と指摘している場面もあります。運動神経がよく手すりに登ったり走りまわったりする子がいれば、危険を回避して遊ぶ子がいます。砂遊びをしていれば「一緒に遊ぼう」と声をかけお砂セットを使い始める子もいます。
子どもの行動を観察すると、ママが思っている以上に周りを見ていることもある
子どもがよちよち歩きだと危険なので、ママが後ろからついていくことは大切です。
ある程度大きくなり階段などから落ちる心配がなさそうなら、子どもの行動に口を出さずに見守ってあげましょう。
前の子の行動を観察しながら順番待ちをしていたり、以前に誰かにされて嬉しかったことを次はやってあげたりすることができます。周りの子や親に迷惑をかけないようにという気づかいをするママはステキですが、先回りを一度やめてみて、どういう行動をするか観察してみると思っている以上に子どもの成長を感じることができるかもしれません。
子どもができたことを直接伝えてあげることで、次もできるようになる
子どもが集まる場所には子ども同士のルールが存在するのです。お友達に譲ってもらって嬉しかった、押されて悲しかったなどの経験ができる子どもの社会なのです。
我が子が子どもにやさしく接する姿を見て「お友達に譲れたね」と声をかけてあげると、子どもはママが見てくれていることが嬉しくなり、また幼い子に対して優しく接することができるようになります。
できたことをちゃんと伝えてあげることで、さらに社会性が身についていくはずです。