子どもがウソをつくとママは不安になりますね。
“このまま成長してウソつきになったらどうしよう”と将来を心配してしまうものです。
でも大丈夫!子どものウソには理由があり、その解決策があるのです!
子どもの性格は表と裏が存在する。親は裏面が気になるもの
外ではおりこうさんで先生の言うことをよく聞いて言われたとおりに動ける子。その反面家ではワガママな子っていますよね。「外ではいい子なのに・・・」と悩んだり心配したりしているママによく出会います。
子どもはある程度の性格を持って生まれてきます。それを気質といいます。
上記のようなタイプの子を“テキストタイプ”と呼びます。幼いころはそれほど手がかからず育てやすいのですが、成長と共に気になる行動がでてきます。その中に“ウソをつく”というのがあります。
子どものウソには理由がある。心配しなくて大丈夫
テキストタイプの子は知的で人に興味を持って観察するため、言葉の発達が早い傾向があります。ママの口調をマネするのも得意。常にいい子でいようと頑張っているので、その反動で家の中ではワガママになりがちです。それはママを信頼しているからこそ。
頭の回転が速くママの問いかけに素直に答えたら怒られると分かると、その状況から逃れるためにウソをつくのです。
子どもがウソをつくと“このままウソつきになったらどうしよう”と将来を心配してしまいますよね。でも大丈夫!幼少期のウソは自分を守るためなのです。
最近子どもがウソをつくようになったと思ったら、ママの質問の仕方を変えることが効果的です!
子どものウソを減らすのに効果的な質問の仕方がある!
質問にはオープンクエスチョンとクローズドクエスチョンの2種類があります。
クローズドクエスチョンとは「手を洗ったの?」「明日の準備は終わったの?」など、子どもがYES、NOで答える問いかけのこと。もし「まだ」と答えると怒られるかもしれない!と思うと、とっさにウソをついてしまいます。子どもなのに先を予測して答えるなんてすごいですね!
一方オープンクエスチョンとは子どもが自由に答えることができる問いかけです。「いつ手を洗うの?」「どうやったらできるの?」と問いかけ、子どもに答えさせます。ママは5W1Hで質問します。
「やりなさい!」と指示をすると反発しますが「これが終わったら」と自分で決めると、子どもは行動するものです。テキストタイプの子にはオープンクエスチョンで問いかけてみましょう。
問い詰めるより解決策を一緒に考えてあげよう
先ほども書きましたが子どものウソは自分を守るためです。わが子が他の子の物を持って帰ってきたり物を壊してしまったりしたときに「僕やってない」とウソをつくことがあるかもしれません。正直に言うとママに怒られる!と思っているのですね。
そんなときは嘘を責めるよりも“どうしたらいいか”の解決策を教えてあげましょう。謝る、直すなど一緒に考えてあげるといいですね。
「ウソつかないで!」と正論を唱えたくもなりますが、子どものウソに悪意はなく自分を守っているだけだと理解しましょう。オープンクエスチョンで自分で答えさせることでウソをつかなくなりますよ。