個性の尊重をするならば“足りないもの”を補うことに執着しないこと
あなたは自分の子どもの個性を聞かれたとき、思い浮かぶのはいいところですか?それとも困ったところ?
子育てや教育の世界で、近年“個性の尊重”という言葉を時々目にするようになりました。
大人は子どもが大人になって困らないように足りないところを補うことに一生懸命になることがあります。それでは子どもがみんな平均的で同じ子どもになり、個性を発揮することはできません。
個性を発揮するためには子どもの得意なことを見つけて伸ばすことが大切です。
困ったところも、視点を変えるだけでとても素敵なところになる
伸ばしたいと思う個性は大人から見た“良いところ”だけでなく“困ったところ”からも発見できます。一つの特徴であっても別の側面があるからです。
例えば、飽きっぽい子は好奇心旺盛と言い換えられますし、融通がきかない子は真面目だったり意思が強い子なのです。一つの特徴を親が困ったと思えば短所と思いますが、別の観点で見ると長所になるのです。
個性を伸ばすというのはその子が元々持っている特徴を伸ばすことです。
おしゃれな子、活発な子、集中力が高い子、みんな輝く個性の持ち主
私の娘は、家ではわんぱくですが、園ではお友達のお世話や先生の助けになるべく頑張っています。そして、オシャレが大好きです。
皆さんの子どもはどうですか?ちょっとずつ違いませんか?オシャレよりも工作など集中することが好き、ダンスなど体を動かすのが好き、みんな好きなことの中でたくさん努力しませんか?
子どもはみんな十人十色の強みを持っています。得意なことを伸ばすと違った個性がメキメキ伸びてくるのです。
ルールやマナーを教えることは必要。その他の個性は宝物。
子どもは元々持っている特徴が伸びてくると、徐々にできないことに対して積極的に努力をするようになります。
これは決して好き勝手に育てばいいという事ではありません。もちろんルールやマナー違反は正す必要があります。
また、その個性が生きづらさに繋がっていれば視野を広げてあげることも必要です。良いところを見つけ伸ばしましょう。知っていてほしいのは“のんびりしている”“こだわりが強い”などの個性は、子どもが持って生まれた宝物だということです。
見つけたときにはぜひ大切に伸ばしてください。個性を生かし、強みを伸ばすと子どもにはキラキラと輝く未来が待っています。