今後AIが発達して人がする仕事が限られていくという話を聞いたことがあります。今までとは違う未来の社会に向けて今、非認知能力が注目されています。
非認知能力のひとつ、自分をコントロールする力。楽しみながら伸ばせます
子どもの将来を思うと現代とは働き方が変わっているのではないかと思います。今までは指示を受けて行動していればよかったこともありましたが、これからは自分で考える力が必要とされています。
子どもが自分で考え、判断し、行動していく力が自己コントロールです。非認知能力のひとつです。認知能力とは読み書きや計算・IQのように数値化できる能力です。非認知能力とは数値化できない能力のことで、自分の力で生きていくために大切な能力です。
自分をコントロールする力は音楽に合わせて止まったり動いたりする遊びの中で楽しく伸ばすことができます。
体のコントロールは心のコントロール。体をたくさん動かして遊ぼう
子どもは急に夢中になったと思ったらすぐに飽きてしまったり、ちょっとできないとやる気を無くしてしまったり、投げ出してしまうこともあります。自分をコントロールする力があると努力や集中できる子になります。
走ったり転がったりというように体の中心を使う運動を遊びに取り入れましょう。体全体をコントロールする神経は、心をコントロールする神経と関連しているのです。
2歳頃は集中力が、4歳頃は努力する力が伸びる時期。楽しく体を動かすことを生活に取り入れてみましょう。
子どもも大人も楽しい!遊びながら自分をコントロールできる心を育む
体全体を思うように動かせるようになるには積み重ねが必要なので、楽しくできることがいいですね。
保育園や幼稚園でやったことがある子も多い遊びをご紹介します。
“ストップゲーム”と呼ばれている遊びです。
音楽が流れている間は歩きます。突然音楽が止まるので、同じタイミングでその場に立ち止まります。また音楽が流れたら歩きはじめて、音楽が止まったら立ち止まるという繰り返しです。音楽を流したり止めたりするタイミングを長くしてみたり短くしてみたりと色々変えてみると楽しめます。音楽をよく聞いて体を止めたり動かしたりするので自制心が働きます。
ストップゲームをして、楽しさとコントロールする力を両方ゲット
ストップゲームはスマホで好きな音楽をかけても、歌を歌うだけでも、楽器に合わせてでもできます。さらに歩くだけでなくジャンプをしてみたりスキップをしてみるのもおすすめ。うちでは子どもと私が音を止める係を交互に行って楽しんでいます。
楽しく遊んでいる間に心が育ち、生きていく力につながっていきます。親子のコミュニケーションにもおすすめです。