ドリンクバーでしつけ?!お母さんの静止を振り切って行く子ほどチャンス!
皆さんはカフェや、ファミレスに子連れで行ったときにおかわり自由のドリンクバーを利用したことはありますか?
子どもが早くジュースを飲みたくて、お店に入る早々お母さんの静止を振り切って走って注ぎにいくという事も子育てあるあるかもしれません。
このドリンクバー。“自分でやってみたい”と張り切る子どもにとっては声かけ次第で我慢やマナーを伝えられる場となります。
我慢やマナーを教えるのに適した年齢は4〜5歳ですが、ぜひそれより前から声かけを始めてみましょう。
我慢は4歳前後、マナーは5歳前後に理解できる。それまで言い続けよう。
子どもは4歳前後で我慢を覚えます。さらに5歳前後ではルールとマナーの違いも分かるようになります。
それ以前の子どもにとって、ドリンクバーは“ボタンを押すとジュースが出てくる”とか“自分で取りに行くことができる”という楽しいイベントスポットなのです。
子どものやってみたいという自立心を刺激する場所は我慢を教えるのに最適な場所といえます。
例えば
「ジュースを注ぎにいくのは注文してからだよ」
「飲めるだけ注ごうね」
とお約束をしてからお店に入ってみましょう。
子どもがドリンクバーへ直行する場合は
「ジュースを注ぐんだったかな?」
溢れるほどに注いでしまうときは
「こぼさないように歩くにはどのくらい注ぐお約束かな?」
とその都度マナーを確認するのです。
まずは店員さんに注文をしてから取りに行くという順序を徹底していたお母さん
とある日のファミレスで見かけた光景です。
元気な3歳くらいの男の子がお母さんに
「ドリンクバーは注文してからだよ!」
と言われていました。男の子は知らん顔でドリンクバーへまっしぐらです。
するとお母さんは、子どもの手を引いて店員さんのところへ行って
「ドリンクバーを一つください」と言った後にドリンクバーに戻りました。
店員さんも注文を取る状況ではありませんでしたが「はい、分かりました。どうぞ」と答えていました。
次に、溢れるほどにコップにジュースを注ぐ子どもに「ここではおかわりをしてもいいから、こぼさず運べるくらい注ごうね」と声をかけていました。
その後、お母さんは改めて席で注文をして、店員さんに対応のお礼を伝えていました。そして、本来は席で注文するのが望ましいことを男の子に伝えていました。
好きなことなら何でも我慢のチャンス!ルールやマナーを伝えよう
子どもは好きなこと、興味があることで学びを深めます。ドリンクバーもその一つです。
自分でやってみたいと思っている子にとっては、我慢やマナーを伝えるチャンスと思って声をかけてみましょう。先にも伝えましたが年齢的には4〜5歳くらいで身につく力です。
その年齢になって突然始めても子どもは戸惑います。まだ早いかなと思っても、理解が難しくても今のうちから伝えておきましょう。
4歳くらいになった時、イヤイヤ言っていた子が急にしっかりと待てるようになったり、溢れるほど注いでしまっていた子が適量を運べるようになったりします。我が子の成長にきっとお母さんもびっくりするでしょう。