意欲あふれる子に育てる秘訣。親子の役割を交換してみる

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親は子どもに甘えよう!頼られることでぐんと育つ子どもの向上心

可愛いわが子の子育てに大忙しのママたち。何不自由なく過ごせるようにお世話をしてあげよう、嫌な思いをしないように守ってあげよう、と日々手をかけて子育てしているのは特に赤ちゃんを育てているママならみんな同じでしょう。

でも少し大きくなってきたら、ぜひ親子の役割を逆転させる機会を増やしてほしいのです。ママが子どもに甘えることを意識的に実践してみて下さい。頼られたという体験は子どもにとって大きな活力、成長する原動力、次へのステージに向かう意欲となるからです。

誰かの役に立てた経験が子どものハートに火をつける

子どもが成長するのは何かを成しとげたときばかりではありません。むしろ自分がまわりの役に立てた時にぐんと大きく飛躍するものなのです。自分の存在がまわりに影響を与えられたという経験ほど、子どもの成長を後押しするものはありません。貢献したいという欲求を人は誰しも持っているものだからです。

ママだって、子どもに「ママのお弁当のお陰で遠足がすごく楽しかった!」と言われたとき、パパに「ママがいると家の中が明るくなるね」と言われたとき、ママ友に「あなたのお陰で元気になれたわ!」と言われたとき、心から嬉しくてパワーがムクムク湧いてきますね!子どももそれと同じなのです。

任せると能力を発揮する。ママが全部やらなくていい

小さな頃から歴史が大好きなAくん。友人の息子さんです。家では暇さえあれば歴史漫画を読んだり、武将の本を読みふけっているとのこと。小学1年生といえど、大人も知らないような知識で周りを驚かせることもしばしばです。

そんなAくんのママが冬休みにしたことは、家族旅行の計画をAくんに一任すること。歴史的に興味深い土地を選ばせて、実際にどこを観光するかも含め本人に任せたというのです。するとAくんは持ち前の几帳面さも発揮し、計画を立てることはもちろん、“旅のしおり”まで作ってくれたんだと話してきかせてくれました。水を得た魚のように、それはそれは生き生きと目を輝かせ、見事な働きぶりを見せてくれたというのです。家族全員が頼れる小さなプランナーの導きのもと、Aくん家族は九州で西郷隆盛ゆかりの土地をめぐり、明治維新についてAくんから講義を受けたそうです。

Aくんの歴史好きはそれを機にますます高まり、今ではふるさと納税をどこに納めるかも彼の提案をもとに家族で決めているんだそう。Aくんのその意欲、探究心、エネルギーあふれるエピソードに、私も思わず舌を巻きました。

貢献することで子どもは更にエンジン全開に

周りの役に立てたときにこそ、子どもはますますやる気を燃やし、さらに次のステージへと昇っていきます。ぜひ時には親子を逆転させて、思う存分わが子に甘えてみて下さい。自分のできることで周りに「ありがとう」と言われる経験を増やしてあげることこそ、子どものエンジンを全開にし、向上心を高める秘訣です。

例えば日常のお手伝い。たとえ日々の小さなことであっても、それは立派な貢献です!1,2歳の小さなお子さんでも、お料理に使う野菜を洗ったり、袋を開けてもらったりと頼めることはたくさんありますよ。
わが家でもゴミ出し、洗い物、お布団のシーツ交換など息子たちにことあるごとに任せています♪(任せすぎてたまに「ママ人遣い荒いね」と言われます笑)

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この記事を書いた人

南波明日美のアバター 南波明日美 ままとこネットライター/キッズコーチング®トレーナー

”ママの強みと子どものキラリを引き出し伸ばすコンシェルジュ”
「子どもの資質を開花させ、幸せな子育てを応援する」を理念に掲げるリトミックスタジオkirari代表。約3000人の子どもをリトミック指導。【親子の非認知能力】を底上げするリトミック教室として、大人向けの子育て講座、講演なども行う。

趣味は箏、読書、家族でキャンプ。テントの中でのお昼寝が至福のひととき。

元国際線CA/3児の母

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