<入学前シリーズ①>慎重派キッズの入学前。イメージトレーニングに時間をかけよう

あすみ/ライター

入学式が近づき、期待で胸が高まる時期ですね。
一方で、不安の方が膨らみ緊張でどきどきしてしまうタイプのお子さまもいるのでは?
今回はそんな親子にお届けします!
今月は“入学前シリーズ”と題して3回お届けする、その1回目です♪

目次

石橋を何度も叩いて臨みたい。初めての体験には、安全確認で“見える化”を

気候も春めいてきた今日この頃。今年入学を迎えるお子さんにとって、いよいよ小学校に通う日が近づいてきましたね。新しいランドセルを背負って、学校ではどんなことをするのかとワクワク心待ちにしているお子さんも多いことでしょう。

一方で、こんなお子さんもいませんか?

  • 初めての環境が心配でたまらず、経験したことのない世界への不安で身が縮んでしまう
  • 分からないことやできないことがあったらどうしよう…と日に日に気がかりなことが増える
  • 心もとなさと焦りで表情も冴えない

石橋を叩いて渡る慎重派のお子さんですね。こんなタイプには、安全確認が必須です。

なるべく複数の方法で、何度も繰り返し将来のイメージトレーニングをさせてあげて下さい。未経験の環境を、ありありと目の前に見えるくらい、事前に把握させてあげることで気持ちが随分安定しますよ。

擬似体験できるほどのリアルなイメージトレーニングで安心できる

人一倍心配性なこんなわが子に気を揉む親御さんも多いことでしょう。気が小さく頼りない性格に思えて、わが子に歯がゆい思いをされることも多いかもしれません。

しかし、先のことをあれこれ案じるのは、予測能力が長けている賢い証拠でもあります。さまざまなことを想定できるほど、想像力が秀でていて、感受性が豊かである証拠なのです。ですからこのタイプには“案ずるより産むが易し”の言葉は効きません。とにかく新しい環境そのものを擬似体験させてあげましょう。

ありありと目に見えるくらい小学校を知り、擬似体験できる手段として

  • 小学校に関する絵本を読む
  • あらかじめ学校公開など、見学できる機会があれば積極的に参加する
  • 周りですでに通っているお兄さんやお姉さんに話を聞く
  • 実際自分が使う通学路に立って、みんなが連れだって楽しそうに登下校している風景を見る
  • 小学校のホームページを見てどんな生活になるのかを大まかに掴んでおく

といったことが挙げられそうです。

とにかくリアルにイメージトレーニングできることが、慎重派タイプのお子さんの気持ちを確実に軽くし、一歩を踏み出せるきっかけとなります。

心配性のどぎまぎ気質。やがて確実に夢を叶える底力に花開く

何を隠そう、実は私がこのタイプ。

小学校入学はもちろんのこと、以後学校環境が変わるたび、そして就職の際にも期待より不安の方が大きく膨らんでいたものでした。

緊張で押しつぶされそうになるくらいの心配性でしたが、それを解消するために考えうるあらゆる方法で情報を集め、常に事前準備は抜かりなく完璧に、予習は不安がなくなるまでしつこいほど繰り返すコツコツ派でもありました。

それは努力というよりは自分を安定させるための必要不可欠な作業でしたが、それが功を奏して、逆に新しい環境でも周りよりスムーズに力を発揮できるような場面も少なくありませんでした。

私は0歳から6歳対象のリトミック教室を主宰しているのですが、そんな自分と同じタイプのお子さんには、強引にこちらのペースに巻きこまないようにしています。

じっと活動の様子を観察し、その後おもむろに行動を起こす本人のタイミングを待つことに徹するのです。

年中クラスのRくんは、入会当初ママの後ろから出てこれず、レッスンも1か月間ずっと壁にもたれて見ているだけの期間が続いていました。

「見学係も立派なお仕事だからね。先生が間違ってたらあとでこっそり教えてね」とだけ声をかけ、彼が居心地よくそこにいられるよう、過度に干渉せずにに見守っていました。

1か月過ぎたころ、何か自信にあふれたような表情で教室に入ってきたかと思うと、それまで見て覚えたことを皆と同じように披露してくれたRくんの姿が今でも忘れられません。

レッスンの流れを何度も繰り返しイメージトレーニングしていたのでしょう。

その日Rくんは心から楽しそうに目を輝かせてピアノに合わせて宇宙旅行に出かけ、灼熱の暑い星や体が瞬時に凍りついてしまう極寒の星に着陸してくれたのでした。

今のRくんの夢はピアニストになること。

発表会の何か月も前からCDで何度も曲を聴き、会場にも事前に足を運び、そして何日も前から舞台に立つスーツに着替えて練習している情熱的な努力家です!きっと彼の夢は叶うでしょう。

「誰でもできるよ大丈夫!」の一言より、具体的な安心材料を積み重ねよう

ドキドキとその場で尻込みしているわが子を見ると、親は「みんなやってるから大丈夫!」「そんなに心配するような大したことじゃないよ!」「誰でもできるよ!」と声をかけがちです。子どもを勇気づけ、叱咤激励したい親心ですね。

でもどんな言葉をかけられるより本人が必要としているのは、実際に安心できる材料を集めること。

疑似体験できるくらいの具体的なイメージトレーニングさえできれば、着実な前進力で、怖いものなしの底力を発揮してくれるタイプなのです。

慎重派のお子さんが初めての小学校生活を目前に不安そうにしていたら、ご家庭ではぜひ、いろんな方法で、何度も繰り返し一緒に安全確認してあげて下さいね。

きっと親も驚くような力強さと意志力で、エンジン全開になる姿を見せてくれますよ。

あすみ/ライター

希望あふれる一年生を迎えられますように♪

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

南波明日美のアバター 南波明日美 ままとこネットライター/キッズコーチング®トレーナー

”ママの強みと子どものキラリを引き出し伸ばすコンシェルジュ”
「子どもの資質を開花させ、幸せな子育てを応援する」を理念に掲げるリトミックスタジオkirari代表。約3000人の子どもをリトミック指導。【親子の非認知能力】を底上げするリトミック教室として、大人向けの子育て講座、講演なども行う。

趣味は箏、読書、家族でキャンプ。テントの中でのお昼寝が至福のひととき。

元国際線CA/3児の母

目次