子育てのゴールの目安のひとつは“子どもの自立”が挙げられる
子育てのゴールはいつだと思いますか?と尋ねられたら、皆さんは何と答えますか?“ゴールはない!”も含めてたくさんの答えが返ってくると思います。
その中でも“自立してほしい”という思いは共通するのではないでしょうか。
子どもの自立は、3歳前後から身につけられます。
誰でもできる方法は“お手伝い”です。お手伝いの中で“自立”の芽を育てましょう。
自立した子は自分の行動に責任を持ちます。その芽は3歳前後で育ち始める
行動には責任が伴います。子どもは3歳くらいになると自分でやってみたいと思うことがでてきます。
その頃になると「自分で!」「私が!」と言い出して、何でもやってみたいと言い出します。そのときに、ぜひやりっ放しにならないよう、責任を持って行動してもらいましょう。
例えば、お料理を手伝いたいと言ったなら「ここまで全部切ってね」や、お水を運びたいと言ったら「こぼしたら自分で拭こうね」とゴールを設定します。ポイントは子どもにとって無理難題ではなく「ちょっと頑張ったらできる」ゴールです。
お手伝いは子どもの自立に最適。量や種類は子どもに合ったものを探そう
娘は定期的にお料理のお手伝いブームが来ます。
ただ、飽きっぽいところがあって、せっかくお手伝いにきても少し包丁を使ったら満足するのです。そこでどこまで切るのか、何回混ぜるか、話し合って決めています。途中で飽きてやめそうになりますが、声をかけて何とか決めたところまでやり遂げてもらいます。
途中でやめてしまって失敗することもありますが、慣れてきて“ちょうどいい”が分かってきました。
子どもが興味を持ったことで“ちょうどいい”を探すこと自体を楽しもう。
どのくらいの量が適正なのか、どんなお手伝いが好きなのかは、子どもによって様々です。ほかの子と比べる必要もありません。興味もお母さんとは違うでしょう。
ですので、ここはお母さん自身が楽しく試行錯誤してみましょう。まずは子ども自身が“やってみたい”こと。そして簡単すぎず、難しすぎず、ちょっと頑張ったらできる量を見つけましょう。
徐々に量や種類を増やしていくことで、子どもは最終的には自分でやる、頑張ってやる、最後までやるという力が身についていくでしょう。