兄弟姉妹がいたら当たり前のように起こるけんか。少しの兄弟げんかならまだしも、それが毎日だったり、手が出るような激しいものだったり、いつも仲裁を求められると、ママもストレスを感じてしまいますよね。
そんなとき、我が家ではこんなふうに対処しています。
兄弟げんかは基本的に放っておいてOK!
子どもたちは、自分たち自身でけんかを解決することができます。怪我をしてしまいそうな危険が無い場合は、基本的に放っておいて大丈夫。子どもたち自身に解決を任せましょう。
とはいえ、ママが放っておいても「弟が僕の邪魔をした!邪魔した弟が悪いよね!」と上の子が言えば、弟がすかさず「お兄ちゃんが仲間に入れてくれなかった!先に意地悪したお兄ちゃんが悪いよね?」と下の子が訴えてきたりすることもあるかもしれません。
そんなとき、ママはただ話を聞いてあげるだけで大丈夫。それだけで、子どもの気持ちが満足することも多いのです。
ママが裁判官になるとけんかが増える?!
兄弟げんかをジャッジしてしまうと、兄弟のうちどちらが良いか悪いかを決めることになります。そうなると、子どもたちは「ママは自分の味方をしてくれるかどうか」に注目することになります。
そこで、味方をしてもらえないと不満が残り、また新たなけんかの火種になってしまうことも!
おまけに、ジャッジが繰り返されると、子どもは自分が否定されたと感じてしまうこともあります。
そうなると「ママはどうせ自分のことなんて分かってくれない!」と子どもが本音を言わなくなったり、親子関係にヒビが入ったりすることにもなりかねません。
話を聞くときは「へー、そうなんだ。それで?」「どうしたい?」で
一生懸命けんかの内容を訴えてくる兄弟を前にすると、つい「それはこういうことじゃない?」「小さい子には優しく!」などと言いたくなってしまいます。でも、これをしてしまうと、子どもの気持ちがスッキリせず、訴える時間が長引きます。
私は、それを防ぐために「へー、そうなんだ」のあとに、子どもが言った言葉をそのまま繰り返すようにしています。
例えば、「お兄ちゃんに意地悪されて嫌だった!!」と子どもが言えば、「へーそうなんだ。意地悪されて嫌だったんだね。それで?」というように。
そうやって、言いたいことを全部吐き出させて、気持ちを落ち着けたあと「どうしたい?」と聞くと、小さな子であっても意外と相手のことを想いながら、いい方法を考えてくれたりします。
けんかは学びの宝庫。ママは見守ろう。
兄弟げんかは相手への甘えや安心感から「わかってくれる」「これくらいなら許してくれる」とつい言葉足らずになったり、ヒートアップしやすくなってしまうもの。だからこそ“うるさい”“面倒”と感じてしまうママも多いかもしれませんね。私もその一人です(笑)
けれど、けんかはコミュニケーション能力をアップさせたり、自分の気持ちを伝えたり相手の意見を聞いたりする力、他にも相手と自分の違いを知り、対処法を学んだり、自分や他人の強みや弱みに気がつくなど、社会性を身につけるチャンスでもあります。
だから、けんかを早く落ち着かせようと仲裁したり、上の子だけを我慢させようとしなくても大丈夫。危険がない限り、社会性を学んでいる時間と割り切って、見守ってみませんか?
- ケンカは基本的には仲裁せずに見守る(危険が伴っているときは行動を止める)
- ジャッジしない。ママは裁判官にはならない!
- ①「へーそうなんだ」 ②子どもの言葉を繰り返す ③「それで?どうしたい?」で聞き役に徹する