もうすぐ4月。入園入学、進級など新たな環境でチャレンジが始まりますね。楽しいこともたくさんあるでしょう。反対にお友達とけんかしたり、失敗して凹んだりすることもきっとあるでしょう。
そんなときに、自分で立ち直れる子に育てたいですね。
そのためには子どもの肯定感を高めるのがおススメ!今日は私が“世界一簡単”と感じている方法をお伝えします。
子どもの自己肯定感を育てるには「愛されている」実感を与えること
子どもの自己肯定感を育てたいと願っているパパママに質問です。自己肯定感が育っている子ってどんな状態だと考えていますか?
表現はいろいろあると思いますが、私が一番しっくりきてわかりやすいと思うのは“私が好き、僕が好き”というものです。
このありのままで存在することへの自信は、パパやママは自分の存在を喜んでくれている、自分の存在が家族に幸せをもたらしていて、そんな自分でいることが嬉しい!と感じることによって育まれます。
つまり“ありのままのあなたが大好きよ”とストレートに愛を伝えることが必要なのです。でもね、こんな風にど直球は苦手な方もいるかもしれません。そんな方におススメしたいのが、名前を呼ぶことです。
名前を呼ばれると好意を感じる理由。私たちは皆自分の名前に愛着がある
あなたは自分の名前を間違えたり忘れられたら、どんな気持ちがしますか?悲しくなったり、もしかしたら怒りを感じたりするかもしれませんね。
子どもたちも同じです。大好きなパパとママに最初にもらった“名前”というギフトを大切にしているはずです。
『人を動かす』の著者として有名なデール・カーネギーがこんな言葉を残しています。
「人の名前はその人自身にとって最も甘美で重要なサウンドだ。それがどんな言葉であっても」
心理学的にも実は自分の名前が一番心地の良い言葉と言われており、無意識に自分の名前に誇りを持っています。また、名前を呼ばれるとオキシトシンが分泌されます。このオキシトシンは別名“愛情ホルモン”と呼ばれ、ストレスや不安を軽減させ、深い愛情と幸せを感じるように働きかけるそう。
このように名前を呼ぶだけでも、愛情は伝わるのです。
名前を呼ぶタイミングは日常に溢れている。習慣にしてしまうのも一手
愛しているという思いを込めて「○○ちゃん、いってらっしゃい」「○○くん、おやつ一緒に食べよう」このように、会話の頭に名前を付けるだけで子どもはパパやママが“自分をみていてくれる”と“自分を大切に思っていてくれる”と感じることができます。
私の一番のおススメは「おはよう」の前に名前を付けることです。一言「おはよう」と言えば家族みんなに挨拶したことになるので便利なのですが、そこはあえて全員分やるのです。
わが家には3人の子どもがいるのですが、私はこれを日課にしています。言い慣れてきたころにちょっとハードルをあげて名前の前に“大好き”を追加してみました。
ママの大好きな末っ子、おはよー!
これを言われた末っ子はすごく嬉しそう!兄弟も次は自分の番かと目をキラキラさせて待っていて、その姿は手前味噌ながらものすごく可愛いくて、毎朝私を幸せな気持ちにさせてくれます。
名前を呼ぶことは「あなたを大切に思っている」というメッセージ
思い出してください。わが子が生まれてきたばかりの頃を。きっと、用もなく「○○ちゃん」と名前を呼んでいたのではないでしょうか?
子どもが大きくなったり下の子が生まれてきたり、自分自身が忙しくなったりすると、つい怒るときや用事があるときだけ名前を呼んでいるという状態になりがちかもしれませんね。
もし、心あたりがある方がいたら…今日からぜひ“用がなくても名前を呼ぶこと”を始めてみませんか?きっと、お子さんの嬉しそうな顔を見られると思いますよ!