娘の小学校入学を機に、家庭でも学習環境を整えることにしました。うちの子にはどんなことに気をつけて机や文房具を選ぶべきか、考察してみました。参考になれば嬉しいです。
子どもの数だけ答えがある。うちの子にとっての最適を選ぼう
子どもの文房具はどんな基準で選んでいますか?
キャラクターのついた文房具もたくさんありますね。
勉強に集中するためにはキャラクターものは避けた方が良いという意見もあるようですが、実はそうとも言い切れません。子どもが持って生まれた個性を掴んでいれば、キャラクター文具ともうまく付き合っていくことができます。
誰かにとっての成功法則があなたの子どもに合うとは限りません。うちの子専用の取扱説明書を作っていきましょう。
学習環境を整えるために3つの視点で子どもの癖を捉えよう
学習環境を考える上で注目したい子どもの特性が3つあります。
ひとつのことに打ち込める“こつこつ度”
いろんなことに興味が移る“わくわく度”
これと決めたら譲らない“こだわり度”
これらを参考に、お子さんがどれに当てはまるか、一緒に考えてみましょう。
キャラクター鉛筆が向かないタイプ
- 次々に興味が移り、気が散りやすい子 (わくわく度↑ ・ こつこつ度↓)
- 大人びていて子ども扱いされたくない子(わくわく度↑ ・ こだわり度↑)
キャラクター鉛筆が向いている子
- 楽しいことが大好きで好きなキャラと一緒に頑張れる子(わくわく度↑)
- 引っ込み思案だけれどお気に入りに囲まれていると安心な子(わくわく度↓)
キャラクターの有無は無関係な子
- ずっと同じものにこだわる子(こだわり度↑)
※このタイプの子には、いつでもどこでも手に入る定番のものがおすすめ
兄弟でも全然違う。赤ちゃんのときからはっきり個性はあらわれている。
兄弟を育てていると、同じように育てていても反応が異なるので生まれついた個性があることを実感します。
うちは6歳の姉と2歳の弟を育てていますが、同じ歳のころを比べても歯磨きの声かけが全く違います。
上の子は寝る前に歯磨きというルーティーンにすれば、嫌がることなく応じていました。下の子は楽しくないと逃げ回り、おもちゃで誘って歯磨きをしていました。
文房具に関しては姉はキャラクターなし、弟はお気に入りのキャラクターで埋め尽くすことになりそうです。
子どもの強みを掴んでいれば反抗期だって怖くない
集団生活を学ぶ場である学校では、文房具一つをとっても細やかな決まりがあるかもしれません。
自宅で使う文房具は、一人一人の持って生まれた個性に合わせて、前向きに学習に取り組むために最適なものを選びましょう。
子どもの気質がわかれば、文房具の選び方だけでなく反抗期の接し方や困った行動への対処法など、さまざまな場面で最適な関わり方を選べるようになります。
書籍や講師の気質診断でお子さんの気質をチェックしてみてくださいね。
- 学習用具は「こうあるべき」ではなく、前向きに学習に取り組むために最適なものを選ぶ
- 子どもの特性を観察してみる(こつこつ度、わくわく度、こだわり度)
- それぞれに合わせて道具を準備し、環境を整える