お弁当の役割は人それぞれ。自分にとって負担?腕の見せどころ?
突然ですが、質問です。
“お母さんにとって運動会でのお弁当はどのような役割を持ちますか?”
この答えは、きっと十人十色。
一緒に食べたい、思い出に残る時間にしたい、元気をチャージしてほしいなど、運動会のお弁当はきっとお母さんの思いがたくさん詰まっているでしょう。
近年、働くお母さんが増えてきたことで運動会のお弁当を負担だというお母さんの声が増え、その多くが“手作りの”豪華なお弁当というイメージがあるように思います。
そこでちょっと自分に問いかけてみてください。
“朝早く起きて作るのが当然、手作りじゃなければ、おかずをたくさん入れなきゃかわいそう”など
そこに何か心を重くする「べき」が隠れていませんか?
手作りすべき、豪華にすべきと思う前に、大切にしたいことを決めよう
私たちは、たくさんの“〇〇すべき”という義務感を抱えて過ごしています。
社会生活を送る上で大切なこともあります。
運動会のお弁当に関しては、豪華な手作り弁当を作らないといけないというイメージや思い込みで自分を追い込んでいる場合が少なからずあります。
とても極端ですが、子どもにとっては「お弁当作るの嫌だなー、めんどくさいなー」という声を聞くよりも「僕の大好きな唐揚げオンリー弁当」でもいいのです。
他のお家のお弁当と比べてすごい、良くないと思うことはありません。 定番メニューを決めたり、今年のテーマを決めたり、去年の自分のお弁当と比べるのはいいでしょう。
苦手なお弁当作り。買ってもいいんだ!と思ったら、運動会が楽しみになった
私は5歳差の兄妹を育てています。学校と幼稚園、運動会で何かの係を担当することもしばしば。さらに、私自身が子どものときから運動会が好きじゃなかったこともあり、お弁当を作るのがとても負担と思い込んでいました。
これは、第一子の初めての運動会で役員をしていたときの事ですが「みんなでオードブルを注文しよう!」という事になったのです。私にとって、この出来事は固定概念が崩れる大きなきっかけになりました。
あとは、朝からおにぎりを握り、お義母さんがおかずを少しとフルーツを持ってきてくれました。
私は重たい心が晴れ晴れとし、心から応援できて、朝早くからの役員の仕事も終えることができたのです。
買ってもいいというのは極端な例かもしれませんが、それくらい自由に考えてもいいのではないでしょうか。
大切なことが決まったら、お弁当作りも楽しめる方法を考えよう!
お母さんは、普段の生活はとても忙しく“子どものために”より良くあってほしいととあれもこれもやらなくてはと抱えがちです。
子どものためにその中で“何を手放すか”を考える時間を持つことさえも難しいし、やめることは難しいかもしれません。
お母さんにとって運動会でのお弁当はどのような役割を持ちますか?手作りしたい!というのも正解。
買ってきてランチボックスに詰めるのも正解です。
ぜひ“運動会のお弁当”というイベントを “何もしない”のではなく“大切にすることを絞る”という機会にしてみませんか?
なぜなら、子どもにとって、運動会の思い出はお母さんが元気に笑って応援してくれて楽しくお弁当を食べることが嬉しいのではないかと思うからです。