3学期の外遊び習慣が子どもの集中力を伸ばす!

1年で一番寒い季節到来!思わず体が縮こまりますね。
ですが実は外遊びは子どもの可能性を引きだすチャンスに溢れているんですよ。

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子どもの知性を育てるのは、制限と誘導がない環境

賢い子どもになってほしい。自分の頭で様々なことを考える子になってほしい。そう願うのはいつの時代も変わらない親の思いですね。

それを叶えたいならまずおススメするのが外遊びです。

外遊びは物理的な制限も少なく、おうちの中では体力を持て余してしまうタイプの子どもも伸び伸び走り回ることができます。大人が意図しない遊び方を発見して楽しめたり、その場に転がっている石ころや葉っぱを何かに見立てて瞬く間に独自の世界観を展開できるのも子どもの才能です。

制限や誘導のない環境で、子どもの体力はもちろんのこと、知性もぐんぐん育っていきます。

自分で発見し、ワクワクし、試行錯誤する3stepが経験できる外遊び

なぜなら、知性というのは以下のような3stepで育つものだからです。

  • 自ら興味がそそられることを見つけ
  • 実際に触ってみて実験
  • もっといい方法を試行錯誤する

つまり、制限や誘導のない外遊びは、それらのプロセスを充分に叶えることができる環境だということ。自分自身のアンテナが立ったものに一心不乱に向きあい、こねくりまわしながら探究し続ける集中力も確実に高まります。

実際、世の中で成功している人の多くに共通しているのが、幼少期思い切り外遊びに明けくれていたというエピソード。自力で世界を探検し、没頭し、ものごとの成りたちを知る実体験が子どもの可能性を広げるのです。

冬の池で知った、気温と氷の関係、太陽の動き

ある寒い冬の日。吐く息も白くなる中、息子達と出かけた公園では池に一面氷が張っていました。かじかむ手をものともせず、目を輝やかせて声を上げ池に走りよる子どもたち。あっという間にその場にあった石や枝を拾いあつめ、氷を割ることに夢中です。

兄弟3人で競うように石を遠くに投げたり、何かを的に見立てて狙って投げてみたり。非日常の状況は子どもの心を掴むのに充分すぎるほど魅力的です。

そのうちに、彼らは石が当たっても割れない部分があることに気づき始めました。パリンと高い音を立てていとも簡単に無数の破片になって崩れる部分もあれば、石が当たっても割れずに鈍い音を立てて石がそのままスルスルと表面を滑っていくだけの部分もあるのです。

自分たちの力加減と石の重量の感覚から氷の厚さの違いを発見した彼ら。次第にどのあたりが簡単に割れる薄氷なのかを探しはじめました。

見当をつけ実際に石を当てることを繰り返すうちに、日陰になっている部分の氷がひときわ分厚いことを発見した息子たち。

その後移動してひとしきり別の場所で遊んでから再び池に戻ってきたとき、彼らは二回目の歓声を上げました。先ほどとは陽射しの当たる部分が移りかわっていることを発見したからです。

目を細めて寒空に浮かぶお日さまを見上げながら、太陽が時間によって東から西にゆっくり動いている世紀の大発見をした3兄弟だったのでした。

冬の外遊びには集中力を伸ばすダブル効果がある!

外でひと遊びしてから屋内に戻ってくると、普段はすぐに飽きてしまう種類の活動(根気のいるパズルやブロックなど手先を使う細かい作業)や、例えばすぐに投げだしてしまう学校の宿題などにもグッと集中できるダブル効果もあります。こころ、あたま、からだをまず思いきり発散させることで子ども自身も落ち着き、集中力が高まるサイクルです。

寒い3学期はつい屋内にこもりがちになりがち。わが子がなんとなく手持無沙汰で退屈そうにしていたら、是非外遊びをさせてあげて下さいね。制限と誘導のないところできっと子どもたちは自由に世界を広げてくることでしょう。風邪対策もお忘れなく。

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この記事を書いた人

南波明日美のアバター 南波明日美 ままとこネットライター/キッズコーチング®トレーナー

”ママの強みと子どものキラリを引き出し伸ばすコンシェルジュ”
「子どもの資質を開花させ、幸せな子育てを応援する」を理念に掲げるリトミックスタジオkirari代表。約3000人の子どもをリトミック指導。【親子の非認知能力】を底上げするリトミック教室として、大人向けの子育て講座、講演なども行う。

趣味は箏、読書、家族でキャンプ。テントの中でのお昼寝が至福のひととき。

元国際線CA/3児の母

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