幼稚園入園を前に不安を抱えているお母さんもいらっしゃるかもしれません。そんな一生懸命なお母さんに向けて、入園準備に大切な心掛けについて書いてみましたので、読んでいただけたら嬉しいです。
入園準備、幼稚園が少しでも楽しみだと思わせてあげられたら大成功!
初めての幼稚園入園を控えたご家庭ではワクワクソワソワの3月をお過ごしかもしれません。
入園前は持ち物の準備もたくさんあるのに加え、幼稚園によっては「オムツを外しておいてください」「身の回りの準備を自分でできるようにしておいてください」などの指示もあるかもしれません。
練習するのも大切ですが、真剣になりすぎなくてOK!ただでさえ新しい生活にドキドキしている子どもに対して、余分なプレッシャーにならないよう、控えめにしておきましょう。
幼稚園入園の際に大切なのは、幼稚園に対するポジティブなイメージ。入園前のこの時期に、幼稚園は大変な所、怖い所ではなく、楽しい所というイメージを持たせてあげること。
それができていれば、入園後直にお母さんと離れるのが寂しくて一時的に登園渋りがあったとしても、徐々に気持ちを切り替えていけます。
「もう幼稚園でしょ」はNGワード。3月は幼稚園が楽しみだと思える気持ちを大切に
第一子が入園する直前の3月、私は入園のしおりを何度も読み返し、自分のことは自分でできるようにと必死に練習させていました。
「できない。ママやって~」と言うことが続いた日には「そんなんじゃ幼稚園入園できないよ。カバン返しに行こうか。」なんてことまで言ってしまうことも。
私自身、融通が利かないことも多く、人の目を気にしがちな性格だったというのもあり「しおりに書いてある以上、何とかできるようにさせておかないと!」と必要以上に自分も子どもも追い込んでしまっていたのです。
その結果、親子ともにストレスいっぱいで不安な3月を過ごすことになってしまいました。
甘えん坊は不安のサイン。ぎゅっと抱きしめて親子で落ち着こう
幼稚園入園が楽しみな子でも、ずっとお母さんと一緒にいた子どもにとっては、離れる寂しさも少なからずあるでしょう。そんな思いが「できない、ママやって~」などと甘えのように表れることもあります。
お母さん自身も、特に第一子の場合は不安や焦りを感じてしまうこともあるかもしれません。しかし入園前に焦って頑張りすぎなくても、入園してからも先生のサポートやお友達から刺激で、子どもは驚くほど成長していきます。
入園前の今、身の回りのことを完璧にできていなくても大丈夫。甘えている時はそれだけ不安も感じていると思って、ぎゅっと抱きしめ甘えたい気持ちも受け止めてあげてください。
入園準備に完璧は不要! “小さなできた”を伝えて、自信を育てよう
幼稚園入園を前に気持ちが不安定になりやすいこの時期。できない所を厳しく指摘するのではなく“小さなできた”をたくさん見つけて伝えてあげることで、幼稚園入園に対する自信が少しずつ育っていきます。
「トイレでおしっこできたね。幼稚園のトイレも楽しみだね」
「お皿ピカピカにできたね!幼稚園でもおいしいごはんピカピカに食べられるね」
「自分で全部お着がえできたね!年少さんみたいだね!」
お母さんも色々な不安があるかもしれませんが、大丈夫です。肩の力をぬいて、子どもを信じて、幼稚園が楽しみになるような言葉をたくさんかけてあげてくださいね。