2歳児のお母さんの中には、イヤイヤ期の対応でお困りの方がいらっしゃるかもしれません。私も可愛い我が子なはずなのに、イライラが止まらなくて悩んだことが何度もありました。イヤイヤ期でお困りのお母さんはぜひ読んでみて頂けたら嬉しいです。
2歳のイヤイヤ期も発達の一部。この時期にしつけを頑張りすぎなくても大丈夫
2歳頃になると少しずつ自我が強くなり、自分でしたいことが増えてきます。しかし体の機能は発達途中なので、自分で思い描くようにはできないことも多いのです。
さらにおしゃべりも発達途中なので自分の思いを的確に表現できないことも多々あります。
そんな状況が影響し「イヤ!」と泣き叫ぶことが多くなるのがこの2歳の時期。
“靴を自分ではきたかった”など、やり直しがきくような事だったら、要求を聞いてあげることができてもます。でも「スーパーのお菓子を今開けて食べたい!」など、どうしても子どもの言う通りにはできないこともありますよね。
実は2歳のこの時期は心の発達上“今”を生きているのです。この時期はまだ、先を見越してする“我慢”はとても難しいもの。
なので我慢させないとと頑張るのではなく、「食べたいのね、でも今は食べられないの」などと今の状況を絡めてお話しするか、それがだめだったら抱きかかえてレジまで急ぐ、買わずに外まで出てしまうなど状況を変える方が対応としてはうまくいきます。
大泣きされるとお母さんもダメージ大。理想の対応が親子のベストとは限らない
我が家の子ども達もイヤイヤ期のときに、ご飯は食べないのに「おやつおやつ」とおやつばかり欲しがったものです。
あげなかったら転がりまわって泣き叫ぶのですが、親としてはおやつではなくご飯をしっかり食べてほしいという思いが強く、対応に頭を抱えていました。
また「これで最後ね」と言って渡したおやつの後も更に欲しがるときなどは「我慢させないとわがままな子になってしまうかもしれない」と思い、根気比べで子どもが諦めるまで「ダメ」と言い続ける、など…。
でもこれ親子ともにつらいんですよね。子どもの泣き声に私も段々イライラしてきてしまい、子どもにきつく当たってしまうことも正直な所よくあったのです。
2歳児に我慢させようと頑張らなくて大丈夫!“今”の状況を示してあげよう
我慢をした先の未来に自分の願いがかなうことが分かるようになったとき、人は我慢ができるようになります。この力は過去・現在・未来といった時間軸が理解できるようになる4歳頃から育っていくと言われています。
ですので2歳のこの時期は、いくら「夕食の後ね」「また明日ね」と説得しようとしても、時間の概念をまだ十分に理解できていないので、理解することができません。
落ち着いているときは「また明日ね」という言葉で気持ちを切り替えられることもあるかもしれません。でもすでに大泣きのスイッチが入ってしまっているときは我慢させようと頑張るのも大変。
そんなときは今にフォーカスしてみましょう。「もう無いよ」と手を広げて見せるなど、“今”の状況を視覚的に示してあげる方が2歳の子には届きやすいでしょう。
完璧を目指さなくて大丈夫!40点できていたら自分に花丸をあげよう
「お菓子は食べさせすぎないようにしないと」「テレビも見すぎは良くない」と子どものためを思って厳しく対応することもあるかもしれません。でもイヤイヤ期のこの時期は大人が受け入れにくい難題をばかり要求し、受け入れられなかったら所かまわず大暴れというのが日常茶飯事。
毎回子どものためだからと厳しく対応して、子どものイヤイヤと向き合っていたらお母さんも疲れてしまいます。
このまま言いなりになっていたらわがままな子になってしまうかもしれないなど、不安もあるかもしれません。
でも大丈夫です。落ち着くときは必ず来ます。
体が発達し、言葉が発達してきたら落ち着いてくるものなので、この時期は無理に頑張りすぎず、40点くらいを目指すくらいでOK。10回中4回お母さんが理想とする対応ができたときはぜひ自分に花丸をあげてくださいね。