祝!ご入学。1年生の学習に大切なのは学習机?それとも学習環境?

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学習効率を上げるのに学習机を購入すること以上に効果があるのは学習環境

入学といえばランドセルと学習机が大きな買い物のようにテレビCMでもよく見かけます。

その学習机。子どもの勉強へのモチベーションを上げるのには効果的だと思いますが、それとは別に子どもの得意な学習方法があるというのはご存知でしょうか。子どもの学習がスムーズにできるように環境を整えることは、長い目で見て学習机の購入よりも効果があるのです。

では環境と整える、とは一体なんでしょう?次から一緒に見ていきましょう。

学習環境を整えるには子どもの集中する様子を観察して

子どもは、物事を受け止めて理解するために聴覚や視覚、身体感覚を使っています。その中でも得意な感覚は人によって異なります。これを優位感覚といいます。

この優位感覚は、主に3つに分けることができます。

視覚優位…目に見えるものに次々と興味が移り、映像記憶を持っているタイプ
聴覚優位…音に敏感でBGMがあると集中できないタイプ
身体感覚優位…肌感覚が敏感で、なんでも体験して理解したいタイプ

学習環境を整える際には、ぜひ、この優位感覚を観察しましょう。

優位感覚を使って学ぶ環境を作ったり、逆にその感覚を刺激するものを排除して集中が途切れることを防いだりしましょう。

・視覚優位な子に適した学習環境
 机の周りからおもちゃや色とりどりのものを取り除き、片付いた環境を用意する/ビデオ学習や絵カードなどを取り入れる
・聴覚優位な子に適した学習環境
 音で気が散ってしまうため、テレビやゲームなどを音がならない静かな環境を用意する/会話で気づきを与えて理解を促す
・身体感覚優位な子に適した学習環境
 「椅子に座って机に向かわなければならない」という固定概念を捨てる/歩きながら覚える、言葉と動きを連動させるなど、体を使って学習する

兄弟姉妹でも得意は異なる。一人一人に合った環境を用意する

私の家には二人の子どもがいますが、優位感覚は異なります。

息子はとても音に敏感です。ですので、静かすぎる部屋では小さな音に反応して集中力を失うし、ゲーム音や人の話し声に聞き耳を立てるのでこれもNG。

ということで私がよくいるキッチンから離れた一角に簡易的な机をおき、宿題をするときは妹にはゲームなどは音を小さくしてするように話をしています。

また、妹は視覚優位。目から入る情報を取り入れるのが上手いため、まだクイズのようなものではありますが、タブレット学習を試しています。

机で勉強しなさい!集中しなさい!が何度も続いたら見直して

入学後に「机で勉強しなさい、せっかく買ったのに!」と怒ってしまう方、もしかしたら音や映像、温度など、何か子どもの集中を妨げるものがあるのかもしれません。

その環境が子どもに合っているかどうか、今一度見直してみましょう。

私も娘が入学するのでこの視点で学習環境を整えます。

これから整える方は少し今回の記事を参考に一緒に学習環境を考えてみませんか?

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この記事を書いた人

波多野 裕美のアバター 波多野 裕美 ままとこネットライター/キッズコーチング®トレーナー

子どものミライを育てよう  ミライノキ代表
九州初キッズコーチング協会認定トレーナー。気負わず学べる講座。PTA、公民館連合会、教職員向けの講演会や勉強会も好評。個人相談や幼児教室など関わった人数は現在約600人超。9歳4歳の5歳差育児中。

皆の笑顔が大好物。基本的に人が喜ぶ顔を見るのが好き。キャンプでは焚き火をぼーっと見るのが幸せ。

ママガールwebにてコラム執筆中/stand fmにて音声配信中

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