子育ての悩みを軽くするコツは、子どものことを知ること
可愛いはずのわが子なのに「ほんとうに私の子?」と思ってしまったり、「どうしてもわが子を好きになれない…」そんな風に悩むママも少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
実は私もそうでした。
この感情がどこからきていたのか、キッズコーチングを学んだ今ならわかります。それは、子どもを自分の理想通りに育てようとしていたから。「周りに迷惑をかけない子に育てなくては!!」と肩に力が入っていたのです。
私と同じような気持ちを抱えているママにおススメしたいのが、わが子の“気質”を知ること。それだけで、肩の力が抜け楽になれるはずです。
性格は育った環境そして、生まれ持った気質から成る
“気質”という言葉をご存じですか?性格は育った環境によるものと言われることも多いですが、生まれながらにある程度の個性を持っているのです。この個性のことを気質と呼んでいます。
気質はその特徴によって、大きく次の5つに分類することができます。
- エンジェルタイプ=愛嬌たっぷりで人気者だけど、のんびり屋
- テキストタイプ =知的で優等生だけど、ませていて理屈っぽい
- アクティブタイプ=好奇心旺盛で行動派だけど、落ち着きがない
- デリケートタイプ=感受性豊かで優しいけど、引っ込み思案
- ネガティブタイプ=粘り強く努力家だけど、こだわりが強い
こだわりを認めると、これと決めたことをやり抜く力が育つ
現在10歳のわが家の次男は、超が付くほどの頑固。こだわりが強く”人と違うこと”に心惹かれるタイプ。また、不愉快な感情への対処苦手で、暴言を吐いたり自我を通したりして解決しようとすることも多々ありました。私はほとほと参ってしまいすっかり次男のこと(当時4歳)が可愛いと思えなくなっていたのです。
そんなときに知ったのが“気質”、次男はネガティブタイプでした。親を悩ませるほどの難しい気質なのはいつも“不安”な気持ちがあることが原因であって、親の育て方のせいではないと言われ気が楽になったことを覚えています。
また、親を悩ませる“こだわり”も自分が興味あることを長期的に高めていくエネルギーになると教えてもらい、危険なこと以外は口を出さず本人のこだわりを認めるようにしました。すると、だんだんと次男自身が感情をコントロールできるようになり、さらには自分で決めたことをとことんやり抜く芯の強さをみせるようになったのです。
“ありのままの自分”を認めてもらった子は人生を主体的に生きることができる
私は次男から「頑固な子だから素直にさせなくっちゃ!」なんてことはこれっぽっちも必要なくて、凹凸のままで人は完全であることを学びました。
“あるまま”をそのまま育てる。そんなありのままで安心して存在していられる“くつろげる場所”があることが、子どもたちが自分の人生を主体的に生きていくことにきっと繋がります。
だから、どうか「あなたはあなたのままで大好きよ」とお子さんに伝えてあげてくださいね!