勉強苦手っ子が勉強を楽しんでできる対応策

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ホントに苦手?!できているところを発見できる、ママの発見スキル!

とあるママから「うちの子は宿題を自分でしないのよ…頭が良くなくて」と聞く事もあれば、他のママから「率先して算数の宿題をするの」「ひらがなをひたすら書くのが好きみたい」という話も聞きます。この違いは何でしょうか?

まずはお子さんが何に興味を持って、どんな事なら率先して取り組むか観察したことはありますか?

例えば、計算問題は率先して解いていくけどひらがなの練習になったなかなか進まない。または、読み書きは得意なんだけど、夏休みの宿題でもよくある工作はやりたがらない。など、子どもによって傾向があります。

それも個性の一つ!何に興味があるのかや、どんなことなら進んでやっているのか。観察することによって見えてくるものがあります。

観察した結果、どんなことが対策できるのか解説していきます!

優等生タイプにも苦手はある!何にこだわりを持っているか観察しよう!

勉強が苦手と感じる子にはいろんな個性があります。できる範囲なら楽しそうに勉強するのに、苦手な分野になるとやる気が下がったり、できないことに対して不機嫌になったりするタイプの子どもがいます。

順応性が高く、言葉の習得は早めで扱いやすい子ではあるのですが、失敗を恐れるあまり言い訳や嘘でごまかすことも。先生が言うことにはきちんとこなすのですが、うまくできなかった時は少々扱いにくいと感じる事もあります。

このタイプの子どもはプライドが高いので「できない」という事を自分自身で認める事が苦手。「ここ間違ってるよ」と指摘をされると、やる気が下がってしまう子も少なくありません。もちろん、正解がある問題には間違いを正さないといけないですよね。そんな子にはできている所を認め、間違ているところを修正する。この順番が大事!

例えば、ひらがなを一生懸命勉強中のAちゃん。丁寧にノートのマスごとにひらがなを書いているのですが、時間がかかってしまい「もう少し早く書けないと…」とママがついつい口を出してしました。翌日から、あんなに楽しそうにひらがなを書いていたのに「ひらがな嫌い」と言い始めたのです。

この場合、Aちゃんは“ひらがなを丁寧に書く”という事を目標に頑張っていたのですが、ママから「できていない」と指摘をされたと思っています。優等生タイプのお子さんはルールや規則に対して”守る“という思いが強いので、先生から習った書き方に忠実にこなそうとしているのに、書くスピードについて指摘され”やりたくないな“という気持ちなってしまいました。

こんな時はAちゃんが丁寧に書けている事を認めてあげる声掛けが必要ですね。「綺麗に書けてるね」と最初に伝えましょう!子どもがどんなことを大事にしているのか観察すると、どんな声掛けが良いのか見えてきますね!”ひらがなを書く”という事一つとってみても、子どもは自分で小さな目標を決めているんです。

活発で勉強よりも動く事が大好き!そんな子の勉強術

「うちの子宿題しない」という悩みの中でも多いのが活発でじっとしていられないタイプ!運動機能は高めで人を楽しませるのが得意なんですが、じっと座って勉強するのが苦手な子どももいます。決して知能が低いわけではなく、単純に座っているのが耐えられない!動きたいという欲求“運動欲求”が他のタイプの子どもと比べて強めなんです。

好奇心も旺盛でじっとしていられない衝動性が強め。将来的にはこの行動力が長所になるのですが、勉強や宿題をする時はじっと座って集中してほしいものですよね。そんな時は運動欲求を満たしてあげるのが手っ取り早いです。

身体を動かすのが大好きなので、先に運動をさせて勉強の時間にする!軽い運動でも良いのですが、なかなかママも時間が取れないときは簡単なストレッチ運動や指回し、その場で足踏みだけでもOK!体の一部だけでも大丈夫です。

または、運動しながら勉強するのも効果的です!中には大好きなバトミントンをしながら九九の練習をしたら、頭に入った!なんて方もいらっしゃいました。

勉強はやり方ではなく、頭にインプットされることが重要。“きちんと机に向かって座って勉強する!”という固定概念を捨てる事も必要かもしれませんね。

何処ができていない?ではなく、どこができている?の視点が大事

お子さんが100点満点のテストで70点だったらどこを見ますか?

30点できていなかったのはどこかな?

勉強をできる様になってほしいあまり、できていない所に目がいっていませんか?

まずは70点を見て「70点取れたんだね。どこができたの?」と声をかけられたら、子どもも嬉しくなるのではないでしょうか。中にはこども自ら「ここ間違えた」と言ってくる子もいるでしょう。または全く反省なく堂々と見せてくるお子さんもいます。子どものありのままを受け止め、出来たところを伝えてあげると達成感に繋がっていきます。達成感を得ると、子どもは“次も頑張ろう”という気持ちが芽生えてくるのです。

勉強から達成感を得られるよう「できたね」の声掛けを増やしていってみてはどうでしょう。

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