4歳と楽しむ、新しい絵本の世界との出会い

 

ゆきほ/ライター

 読書の秋がやってきましたね。4歳になるとこれまでよりもさらに絵本を楽しむ方法が増えてきます。一緒に絵本の世界を楽しんでみませんか?

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4歳は想像力が育つ時期。いろんな絵本で空想の世界を広げよう

4歳になると、子どもは記憶力が発達し、時間軸が少しずつ頭の中で整理されてきます。すると、それまでよりもさらに過去のことや未来のことを話すようになります。

「なぜ?どうして?」の質問なども増えてくるかもしれません。理由を知りたがるのは、見えないものを理解する力が育ってきた証拠です。そんなときはいろいろなジャンルの絵本や図鑑に触れてみてください。想像力をどんどん働かせることで、先を見通す力(予測脳)が育ちます。

この力が育つと、今まで「お母さん、これ今やって!!」と“今すぐ”を主張していたことが「少し待てばいいんだ…」と我慢することもできるようになります。

そんな時期にぜひ試してみていただきたい絵本の楽しみ方がいくつかありますので、少し紹介してみます。

家族でやってみよう。絵本を楽しみながら予測脳を高める方法①

家族で楽しく、先を見通す予測脳を育てていく遊びです。

絵本の中には、ストーリーの続きが考えられそうな物語や、新しい展開を想像しやすいようなお話がいくつもあります。

そんなシンプルな絵本を使って、自由に続きを考えてお話を作ってみませんか?家族で話しながら作っても楽しいですし、兄弟姉妹で発表し合っても良いでしょう。

ダジャレや思わずくすっと笑ってしまうような作品であれば、物語の展開を新しく作り直すのもお勧めです。

例えばわが家では、最後に冒険に旅立ったところで終わるお話では、主人公のその先を考えてみたり、ひっくり返ると他の言葉に変身する絵本では、新しい逆さ言葉を考えてみたりしていました。

家族でやってみよう。絵本をさらに楽しんで予測脳を高める方法②

絵本を読んでいる最中に、ちょっとした質問が子どもから飛んでくることがありませんか?

そんなときは、読み終わった後で、ぜひそのキーワードが入った絵本を探しに行きましょう。

本屋さんや図書館に出かけると別の楽しみも生まれますし、ネットで検索しても様々な本を知ることができるので親子で一緒に見つけても楽しいものです。

そうして関連する新しい絵本を読んで世界を広げていくと、将来の調べ学習や自分で疑問を解決する課題解決の力にもつながっていきます。ぜひ、疑問や質問が出る都度、新しい絵本を探してみてください。

まるで絵本の世界旅行をしているかのようで、新しい知識や新しい世界観を感じることができます。
自分の疑問がどんな本に繋がっているかを考えるとワクワクしてきませんか?

読みたい絵本は直観OK!必ず世界を広げてくれる。

今までのお家での絵本との関わり方はどうでしょう?

親子でいろいろな絵本を楽しんでいるうちに、今まで興味を寄せていなかった本に出合える確率はぐっと上がります。

何となくでも読んでみようかなという本に出合ったら、世界を広げるチャンスです。ぜひ手に取ってみてください。

また、図書館ではレファレンスコーナーと言って読んでみたい本を探すお手伝いをしてくれる場所があり、司書さんが丁寧に相談に乗ってくれます。司書さんの中にはレファレンス能力の高い方がたくさん。キーワードをお伝えするだけで様々なジャンルや関連の本を紹介してくださったり、思いもよらない繋がりがある本を教えてくださることもあります。我が家も困ったときはいつも助けてもらっています。

様々なところからアプローチすれば、絵本の世界が広がって、子どもの世界を広げてくれます。
ぜひ、家族で楽しんでみてください。

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この記事を書いた人

黒田ゆき保のアバター 黒田ゆき保 ママトコネットライター/キッズコーチング®トレーナー

全ての子どもに『自分らしく生きる力』を。新しい一歩を安心して踏み出せる『心の居場所』を提供。不登校児や特別支援児のサポート、自然体験・野外体験活動指導者として、様々な組織のキャンプの企画に参画。 青少年育成ボランティアの養成にも力を入れ、延べ1万人以上の子どもたちと関わる。

外遊びと絵本、工作と文房具好き。

キャンプディレクター1級/ comfortable place 代表。1児の母。

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