シリーズ非認知能力《その6》好奇心は環境設定で育まれる

ゆみ/ライター

今回は非認知能力の一つ、好奇心の育て方です。好奇心は勝手に湧いてくるものだから、身につけさせたり教えたりするのも難しそう。となると一体どんなことができるのでしょうか。一緒に考えてみましょう

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子どもに好奇心を持ってもらいたいとき何をすればいい?

ずっと海外で子育てをしているわが家は、毎日の幼稚園や学校ではずっと現地語か英語を見聞きしているので、英語習得にはとても恵まれた環境です。

しかし反対に日本語は、家で両親が話す言葉しか聞きませんし、目にすることもほとんどありません。わが家では子どもの日本語習得が大きな課題となっています。

例えば子どもにひらがなを覚えてほしいと思ったとき、ただ「あ」から順に教えれば覚えるというものではありません。最も効果的な方法は、本人自ら学びたいという気持ちになることです。

そのために欠かせないのが「好奇心」です。ではどうすれば好奇心を持たせることができるのでしょうか?

電車大好きボーイは電車との馴れ初めが必ずある

電車の名前を次々に覚える子がいます。誰が強制したわけでもなく、本人がそれを好きだから、勝手に「この色の電車の名前はなんだろう?」「〇〇と△△の違いはなんだろう」と好奇心を持って調べているうちに勝手に覚えてしまうのです。そんな子たちも、好奇心を持つきっかけが最初になにかあったはずです。

毎日歩くお散歩道に踏み切りがあるのかもしれません。旅先で乗った電車にびっくりしたのかもしれません。好奇心を持つには、何かしら必ず出会ったときに受けた印象が強く影響しているのです。

好奇心は外からの刺激で育まれる

ハンガリーで生まれ、ブラジルで育つ5歳の息子は、ひらがなよりも先にアフファベットで自分の名前を書けるようになりました。日本の知育教材などを用意してひらがなの練習もさせるのですが、うまくいきません。看板や園の掲示物など、生活の中にひらがながないので、読めなくて困ることも、読む必要もないのです。それでもなんとか名前だけでもと教えるのが精一杯でした。

ところが先日の一時帰国中、書店で突然看板を指さしたかと思うと「ぼくの名前がある!」というではないですか。どういう意味だろう?と辺りを見回すと、写真に「自分らしい時間を描こう」文字が。子どもの名前は「こう」なんです。その部分に反応して「僕の名前!」と大はしゃぎでした。

街中にある言葉の中で、たまたま自分の名前と同じ文字を見つけた。自分の使っているひらがなを見つけことができたのは、日本にいたからこその、とても貴重な経験でした。

好奇心を刺激するチャンスは身近にある

好奇心を育むためにできること。その第一歩は「触れ合う機会を持つ」ということです。発達心理学的には、好奇心がもっとも育まれるのは0歳の時期と言われています。0歳の赤ちゃんは寝ているだけに見えますが、五感を使ってさまざまな刺激を受け取っています。それが嬉しい、楽しそう、という気持ちと繋がったときに好奇心につながります。

とはいえ、好奇心を育むのは0歳をすぎても大丈夫です。大人になってから新い学びを始める人がいることからも分かるように、何歳であっても出会ったらそこがスタート地点です。興味のありそうな場所があれば連れて行ってあげましょう。初めての経験をさせてあげるのも良いですね。引っ込み思案で挑戦するのが苦手な子の場合は、見ているだけでも問題ありません。同世代の子が、プロがやっているものを実際に見るのも良いきっかけになりますよ。

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この記事を書いた人

わたなべ ゆみのアバター わたなべ ゆみ ままとこネットライター/キッズコーチング®エキスパート

ヨーロッパ在住8年目の駐在妻。
日本人がいない街で初めての妊娠、出産、子育てを経験し“ママがおしゃべりできる場所”の必要性を実感。海外で頑張る駐在ママの笑顔を支えるべく、オンラインでの子育て相談を始める。波乱万丈な人生経験とキッズコーチング の論理的な知識で『安心』と『癒し』を提供。

趣味はハンガリー刺繍とビーズ工芸。KinKi Kidsのファン歴25年。

6歳と2歳の子どもをホームスクーリング中。

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