子育てのスタイルは親子が100組いたら100通り
情報収集や情報交換は、現代のお母さんたちにとっては大切なスキルの一つです。方法も様々です。一方的な“情報収集”であればSNSやホームページを始めとするインターネット上の情報、行政からの情報、など様々です。
ですが“情報交換”となると状況が少し変わります。
相手はママ同士か、ママ経験者、子どもに関わる人たちで、とりわけ身近な人になるのではないでしょうか。
身近な方との“情報交換”では気をつけることがあります。
情報過多の現在、取捨選択をするのは一苦労
知識やスキルといった情報が得られるとお母さんたちは安心し、それが子育てへの安心感につながります。
「〇〇良かったよ!(良くなかったよ!)」「うちはこうしたらうまくいったよ!(いかなかったよ!)」という会話が身の回りに増えてきたら、ちょっとだけ心に留めておいてほしいことがあります。
それは、このときの情報は玉石混交であり、何より“その親子に合っていた(合っていなかった)”ということです。
その親子に良かったことが自分たちに当てはまるとは限らないし、その逆も然り。自分が情報を伝えるときも“自分には合っていた”というスタンスで伝えることが大切です。
うまくいくかいかないか、それは親子の個性が大きく関わる
私は仕事柄、お母さんたちの相談に乗ることがあります。時々耳にするのが「〇〇がいいと聞いてやってみたけど全然うまくいかない。うちの子がおかしいのか」「うちは〇〇でうまくいったのに、できないのはおかしい」という内容です。
その範囲はトイレトレーニングや離乳食、習い事の種類などありとあらゆる事例におこります。
親子の形は100組いれば100通りです。自分たち親子にあった情報を探すには、自分たちで試して見つけていくことです。
情報交換で得た知識は必ず取り入れるべきことではない。お互い気楽に!
身近な人との情報交換のいいところは、あなたがその親子のことを知っているということです。得意なことも苦手なことも知っています。
なので、自分や子どもと似ているな、違うなということも分かるはず。
ぜひ情報交換をする際は、アドバイスを受けるなら“この方たちに合っていた方法”として聞いてできそうなことを取り入れ、アドバイスをする方であれば“自分たちがうまくいった方法”として伝えてできそうなことを取り入れてもらう、軽い気持ちでシェアしてみましょう。