子育てをしている中で、ここだけは譲れない!と思うポイントはありますか。私は寝る時間を守ることが一番の譲れないポイントです。でもそこにこだわって子どもの行動にイライラしてしまうことも…。今回はそんなときにどうしたらよいかを、一緒に見ていきたいと思います。
譲れないポイントは子どもへの愛の証。2ステップでイライラ回避へ!
子育てをしていて、これだけは譲れない!というポイントは誰にでもあるもの。お母さんによって食事、外出後のお風呂や着替えなどの衛生面、お片付けなど違いもあるでしょう。
中身は違えど、その時その時の子育てで大事に思っていること、と言えるでしょう。子どもの年齢や兄弟の年齢、園や学校に通っているかなど家族の状況によって大きく変わってくるでしょうし、正しい・正しくないというものでもありません。
ただ、大事に思うあまり譲ることができず、子どもが思うように動いてくれないときにイライラしてしまうというのは共通しているかもしれません。
私もそんなイライラが続くと、段々「私がこだわりすぎているだけなんだろうか?」「うるさく言わずに見守っていればいいのだろうか」などという考えが頭をよぎって、自分の子育てに自信を無くしてしまうこともありました。
そんな経験から、今回はお母さんが譲れないと思う想いを大切にしながら子育てをしていく方法をまとめていきたいと思います。
【ステップ1】お母さんの考えを一度言葉にしてみよう
子育てにおいて譲れないポイントがあるお母さんはぜひ次のワークをやってみてください。
- 譲れないポイントはなぜ譲れないと思うのか。
- 譲ってしまうと、どうなってしまうのか。
- どこまでなら譲れるのか、いつまでは譲れないのか。
頭でぼんやりと思っていることでも、一度自分で言葉にしてみることで考えを整理できます。「ここまでする必要はなかった」「やっぱりここまではしてほしい」「ここは譲れない代わりに、ここはできていなくてもいいか」など見えてくることがありますし、期限の目安に気づくことでお母さん自身も肩の力が抜けることもあるかもしれません。
お母さんの思いを言葉にすることで、対応がぶれにくくなる効果もあります。
【ステップ2】「お母さん」を主語に、思いを伝えていこう
私は子育てにおいて寝る時間が遅くならないことが一番の譲れないポイントなので、毎日「寝る時間だよ!」と口うるさく言ってしまいがちでした。ですが肝心の思いが伝わっていなければなかなか子ども達の行動にも表れにくいもの。
また、お母さんが考える優先順位と子どもの考える優先順位が全然違うこともあります。わが家の場合、子ども達は寝る時間よりも宿題の方が大切だと考え、寝る時間を削って宿題をすることもありました。
子どもも子どもの考えがあっての優先順位ですし、年齢などによっても必要な睡眠時間、必要な勉強量も変わってくると思います。なので子どもの考えも聞いてみて、妥協・調整できるところはして、それでもやっぱり「ここだけは譲れない!」という部分があればその思いをステップ①のワークを元に、ありのまま伝えていけばよいのです。
ポイントは「お母さん」を主語にして伝えるということ。「お母さんはこう言う理由でこう思っているから、ここだけはお願いしたいな。」と伝えると、一方的に指示するよりも受け止めてもらいやすくなります。
100点じゃなくても大丈夫。毎日頑張っている自分に花丸をあげよう
もちろん、子育ては毎日うまくいくとは限りません。どんなにお母さんがあの手この手を尽くしたり、思いを伝えたりしてもうまくいかないこともあるでしょう。
100点を目指す必要なんてありません。
もし「今日くらい譲ってしまっても命にかかわらないからいいや」と思えるのであれば譲ってしまう日があってもいいですし「どうしてもこのポイントは譲れない」と思うのであれば、他の部分でできていないけど今日はそれでも良しとしてもいいのです。
20%でも30%でもできたらすてき!40%できていたら最高です。頑張りすぎてしまうとお母さんの心が疲れてしまいます。私もつい一生懸命になりすぎて「ママ最近ずっと怖い顔してる」なんて言われてしまうこともあります。
たとえ思うようにいかない日があっても、毎日頑張っていることに変わりはありません。ぜひそんな日こそ、お母さん自身に大きな花丸をあげて「毎日頑張っているね」とねぎらってあげてください。