ゴミはゴミ箱へ。当たり前のことですよね。
ところが、私はママになるまで、この当たり前と思うようなことすらできなかったのです。
そう!実は私、元汚部屋女子なんです。
“わが子は、自分の二の舞にならないように!”
そんな思いで、子どもに片づけを教えた方法をご紹介します。
具体的に”何をどこへ”片づけるのか動作を伝えよう
1歳になって、おもちゃを持って歩けるようになったら片付けのチャンス!おもちゃの代わりに、ティッシュやペットボトルなど危なくないモノを“ゴミ箱にポイ”してもらいしましょう。
やり方は簡単!「使ったティッシュをゴミ箱へ捨ててね。」このように具体的に“何をどこへ”片づけるのか動作を伝えてあげてください。それを何度も繰り返すことで、子どもは“片づける”ということを理解するようになります。
捨てることができたら、すかさず「できたね!」「ママ助かったよ~!ありがとう!」と伝えます。
ママが喜んでくれたことが嬉しくて、何度も何度もやりたがるかもしれませんが、遊びの一環と思って付き合ってあげてください。そうすることで、片づけは楽しい!とインプットされます。
達成感を感じさせるとやる気のある子に育つ
どうして1歳なのか?それは、この時期に身をもって体験し、小さな達成感を味わった子どもは、どんな状況でも自分なりに考え積極的に行動するので、やる気に満ちあふれた子に育つからです。
大人にとってはゴミを捨てることは日常であり、達成感を感じるようなことではありませんね。でもこの時期の子どもは別。“ゴミを持って、歩いて、ゴミ箱に入れる”は大冒険くらいの感覚なのです。その分、できたときの達成感もひとしお。きっと、すごく嬉しそうな顔を見せてくれますよ!
“できた”の積み重ねが積極性を生む
わが家でも、末っ子が歩き始めた頃に“ゴミ箱にポイ”をお願いするようになりました。よちよち歩いてゴミ箱まで行き、蓋をバンバン叩きながらあけ、ゴミを捨てられたときの満足そうな顔は、親だけでなく兄たちを虜にしました。兄たちはその顔見たさに、鼻水が出てもいないのに鼻をかみティッシュを捨ててと何度もお願いするのです。できると大げさに喜ぶので、末っ子も大喜びでした!
おかげで、ゴミ箱の蓋は壊れてしまいました(笑)
そんな末っ子は、現在3歳。“兄たちができることは、自分もやれる”と信じて疑わない子に育ちました。ジャングルジムの一番上まで登ったり、ブランコを高くこいでみたり…この失敗をおそれず、積極的に取り組む姿勢は、小さなころから“できた”を積み重ねて、達成感を味わってきた結果なのだと私は感じています。
動作を習慣化させ、“片づけ”を身につけさせる
大人になるまで習慣化できなかった私が言うのもなんですが…”ゴミはゴミ箱へ”それが当たり前と感じるようには、パパやママの関わり方が大切です。
親がささっとゴミを捨ててしまえば、ものの数秒で済みます。けれども、そこには子どもが学ぶチャンスがあります。
どうかそのチャンスを見逃さずに、具体的に“何をどこへ”片づけるのか動作を伝え、パパやママが一緒にやってあげてください。それを何度も繰り返しているうちに動作が習慣化し、片づけが身に付くようになります!