おもちゃやテレビがあるリビングダイニングでの食事は、刺激が多すぎるせいかうちの子どもは食事に集中できません。子どもの集中力の仕組みを知れば、模様替えよりももっと簡単な方法が見えてきました。
うちの子集中力がないんです、の謎。集中できるときは必ずある
栄養を考えて作ったご飯、疲れた体でなんとか用意したご飯、子どもたちにしっかり食べてほしいですね。
いただきますからごちそうさままで落ち着いて食事をすることは、まだうちの子どもたちには難しいようです。途中で集中力が切れて、兄弟で変顔しあったり、食べ物を手で捏ねたりがはじまします。
そんなある日、二人がニコニコ向かい合って静かに完食した日がありました。それがこの写真の日です。
この辺りってどのあたり?わかりやすくすれば集中できる
多くの子どもがじっとしていられない理由の一つに、空間認知力が未熟なことが挙げられます。
広い空間の中では、どこにいたらいいかわからなくなってふらふらしてしまうんですね。例えば地面に丸を書いたり、足マークを貼ったりすると、そこにぴったり収まってじっとすることができるのです。
体の動きを規制することで感情を鎮めることができるので、目の前のことに集中しやすくもなります。いただきますのときに両手を合わせるだけでも食事中の落ち着きが変わるんですよ。
子ども専用の机と椅子で「ごちそうさま」まで集中できた!
我が家の広いダイニングテーブルでの食事は、子どもが集中して食事を取るには難しい環境だったようです。
ある日、別の用途に使おうと買ってきた子ども用の机と椅子を組み立てた後、ここで食べてみる?と子どもだけで食事をとらせてみました。
新しい環境にテンションが上がって騒がしくなるかと思いきや、意外にも最後まで遊びもせず完食したのです。自分達専用の机という嬉しさだけでなく、きちんと足がついて姿勢を保てること、食べ物以外の刺激がないことが功を奏したようです。
毎日叱りながら食べていたのが嘘のような落ち着いた食事でした。
集中力がない子はいない。集中しやすい環境を作ろう
どんなに集中力がないように見える子でも、集中するときはあります。どんなときに集中していたか、よく観察してみましょう。
すぐそばにおもちゃがあるいつも遊んでいる場所では、食事中に遊びたくなるのも無理はありません。毎回叱るよりも、子どもにとって集中しやすい環境に整えることに力を注ぐのが近道です。
遊びや勉強にもダイニングテーブルを使っている場合は、食事のときだけランチョンマットを敷いてみましょう!それだけで食事に集中できるようになることもありますよ。