参観日に行くとじっくり活動する子と周りをキョロキョロ見ている子がいますね。わが子がキョロキョロしていると集中力が心配になることも…。子どもの集中力を伸ばすのに最適な時期があります。約1年ほどしかないタイミング。子どもとの関わり方ポイントをご紹介します。
子どもに集中力を付けてほしいなら、2歳の関わり方が大切です
子どもの身体の発達には順番があり、ハイハイをしたあとにつかまり立ちをしますね。同じように子どもの心の発達にも順番があるんです。
おおよそ2歳頃の1年間は集中力が育まれる時期。それまではお母さんと一緒にじゃないと遊べなかった子が、気が付いたら一人で黙々と遊んでいることがあります。
一人で遊んでいるとつい「何をしているの?」声をかけたくなる方もいるでしょう。私もよく声をかけていましたが、集中力を伸ばしたいのであれば逆効果です。次にご紹介する方法を知っていれば子どもの集中力を伸ばしていけます。
集中力の伸ばし方。子どもの視界から外れた場所でとにかく見守ろう
集中力を伸ばすには、子どもが思う存分遊びに入りこむことがポイントです。子どもが一人で静かに遊んでいるときは集中している大切なときです。
声をかけると集中が途切れてしまいますので、大人は黙って見守りましょう。
静かに子どもから見えないところへ行き、どれくらいの時間集中していられるのか時間を測ってみてください。
最初は3分だったのが5分・8分・10分…と徐々に長くなっていくでしょう。
マグネットのおもちゃに夢中。話しかけたくてもがまんがまん
うちの娘が2歳のときに、遊びに行った先でマグネットをブロックのようにつなげるおもちゃに夢中になったことがありました。家にはないおもちゃに目を輝かせて遊び始めた娘。
色とりどりで四角や三角やアーチ型など様々なパーツをくっつけて遊んでいました。最初のうちは「ママ取って」とお願いしていたので私がパーツを集める係で、娘がくっつけて作っていく係でした。
パーツがある程度集まり娘を見ると黙々と繋げています。
そこで私は娘の後ろに座り直して、娘が作り上げるのを待ちました。黙って見ていると、パーツをつけたり外したりしながら2歳なりに試行錯誤しながら遊んでいるのが分かりました。
うまくできたら「できたよ」と笑顔になります。思うようにいかないと「ママ~」と泣きつくので、また私も一緒に取り組みました。何度もそのやり取りと見守ることを繰り返して、気づけば同じおもちゃで30分以上遊んでいました。
子どもが泣いたら気持ちを代弁して抱きしめよう
一人で静かに遊んでいたと思ったら突然「ママ~」と呼ばれることがあります。思う存分集中して遊ぶことで満足すると、また甘えてくるものです。
大人を探したり呼んだりして周りをキョロキョロし始めたら集中する時間が終わった合図。もう声を掛けて大丈夫です。
泣いてきたときは、何かできないことがあったのかもしれません。「できなかったのね」と気持ちを受け止めて言葉にしてあげましょう。ぎゅっと抱きしめてもらえると子どもは安心できます。
じっくり遊べるような環境づくりは、子どもが集中力を養っていくためにとても大切です。