子どもに「抱っこ、抱っこ」とせがまれて困った経験はありませんか?抱っこしてあげたくてもできないタイミングや気持ちのときってあります。
今回はそんな時にどうしたら一番いいのか、私の方法をシェアしてみようと思いました。ご参考になったら嬉しいです!
子どもの抱っこ攻撃に参った!対処法は他の方法に気付かせること
子どもとのお散歩やお買い物。楽しくニコニコしていたと思ったら突然「ママ抱っこ~」と甘えてくるときがありますね。
しかしママも疲れていたり買い物袋を持っていると抱っこができないこともあります。子どもが抱っこと言うとき、お母さん自身の気持ちに余裕があるときと余裕が無いときでは対応が変わると思います。抱っこをするかしないかも悩むことが多いかもしれません。
私自身は甘えさせてるのか、甘やかしているのか、という自問自答が頭に浮かびます。
そんなときには子どもに解決方法をいくつか教えていくことがおすすめです。子どもは疲れたときの対処法を“抱っこ”という方法でしか解決できないと思っているのです。
しかし、私たち大人は疲れたら抱っこしてもらう以外にも解決方法を知っていますね。その方法を教えていくと、子どもも抱っこ以外の方法に気が付くことができるようになります。
だだっこには「○○してほしかったんだね」と気持ちを受け止めよう
子どもが自分の「抱っこして」という主張を受け入れてもらえないとひっくり返って泣いて訴えたり、強い言葉を使って訴えたりすることがありますね。特に4歳頃にはこれが強く出てくることがあります。
子どもが自我を通そうとする理由は、自分の嫌だとか○○してほしいという気持ちを上手に言葉で表現できないことと、その嫌なことや求めていることに対して解決策を自分で見いだせないこと。
お母さんがいくら「今は手がふさがっていて抱っこできないのよ」と伝えても理解できないのは、子どもが解決方法を知らないからなのです。
気持ちを上手に表現できるようになったり、解決策をいくつか持てるようになったりすると変わってきます。子どもの気持ちを代弁してあげると、どんな言葉で気持ちを表現したらよいかが分かるようになっていきます。
5歳の「抱っこ~」が1年で抱っこが卒業できたのは他の方法を知ったから
娘は4歳になっても5歳になっても抱っこを求めていました。甘えたいときにも疲れたときにも「抱っこ」とお願いしてきました。
私は仕事をしていて娘といる時間がとても短いと思っていたので、娘の要望にできるだけ応えたい気持ちがあり、できるだけ応えてきました。
小柄な娘を抱っこするのが苦痛になってきたのは5歳になった頃。それまでに娘の中では疲れた=抱っこという方程式ができ上がってしまいました。
そこで、娘が抱っこと言ってきたときに、違う方法を提案してみることにしました。
甘えたい気持ちから「抱っこ~」と言うときは手を繋いだり、抱きしめて10秒数えたりして娘の甘えたい気持ちが満たされる方法を伝えました。また疲れて「抱っこ~」と言うときにはお茶を飲むことや座って休むことを提案しました。するとだんだん娘の言葉が変わってきました。
「ママ、何か飲み物飲みたい」「ママ、ぎゅってして」と伝える回数が少しずつ増えていきました。抱っこ以外の解決法があると分かってきたのですね。
娘は現在6歳です。
今では疲れたときは「座る場所ないかな」と探すようになったり、「ママちょっと待ってね」と雪道に座ってみたりするようになりました。突然道端に座られると驚いてしまいますが「どうしたの?」と尋ねると「疲れたから座っていたんだよ」と教えてくれることもあります。
子どもの解決力を伸ばす方法。気持ちを受け止めてから提案しよう
子どもの気持ちをそのまま受け入れなくても、気持ちに寄り添うことができます。
疲れたら休むのは大人にとっては一般的な考え方ですが、子どもには選択肢の中に存在しないことがあります。子どもが抱っこや疲れたというようになったら、休むことを伝えましょう。
「疲れたから、少し休もうね」と休憩時間を取ると、子どもは疲れたら休めばいいんだと学びます。大人が解決策を教えると、子どもは自分の力で乗り越えていく力をつけていきます。
抱っこばかりしているとお母さんも疲れるもの。できるときはもちろんしてあげて、ムリなときは他の方法があると教えてあげると、お子さんの問題解決能力も育ちます!せっかくの親子の時間を楽しくできるように、いろんな方法を考えてみるといいですね。