子どもが何かできるようになったら、褒めて自信をつけさせたくなりませんか?子どものほめ方にはポイントがあるのでご紹介いたします。
頑張ったポイントやプロセスをほめることが自信を育むポイント
子どもの頑張りをほめてあげたいときに、お母さんがどんな声のかけ方をするかで子どもの自信の付き方が変わってきます。
子どもの頑張ったポイントやプロセスなど“ありのままの姿”を認めると、子どもは自分に自信を持てるようになります。
「今までたくさん練習をしたからできたんだね」
というように伝えてあげると、目標達成ができた理由が分かるので次の目標に向かってまた頑張ろうと思えるようになります。
もしも「1位を取れてえらいね」などと結果を評価している場合は、子どもが人からの評価のために頑張るようになることがあるので気を付けましょう。
自信を持つために必要なのは、その子自身の過去・現在・未来に目を向けること
子どものことを褒めるときには人とではなく、子ども自身と比べることがおすすめです。
「昨日はボタンを2つとめられたけど、今日は3つとめられたね」
「今日はボタンを3つとめられたから、明日は4つできるといいね」
というように子どもの現在、過去、未来を比べると成長を実感できます。
そしてできることが増えていることを子ども自身が理解して、自信になっていきます。
5年間空手を習ってきた息子の自信とやる気を引き出した言葉掛け
わが家の長男は幼稚園に通っている頃から空手を習っていました。その時々で空手へのやる気は高まったり低くなったりします。その違いを振り返ると、結果を求めるような関わりをしているときはやる気をなくしていたことに気が付きました。
例えば大会で良い賞を取れるように練習をしましょうと伝えると、やる気がなくなり自宅では練習しないようになりました。
やる気が出ていたのは本人の頑張りを認めたときです。
「型を半分まで覚えられたね」
「この型が全部できるようになったね」
と伝えると満足気な表情になりました。
そして長男から「次は○○の型を頑張るね」と次の目標を自分で設定するようになりました。
行動を認める言葉は最高のほめ言葉。子どものやる気も引き出せる
私は子どもの行動が完璧じゃないうちにほめるなんて、未完成で満足させてしまうような気がして、もっと頑張ろう、もっと良くなろうといった言葉を掛け続けていました。すると子どもはどんどんやる気をなくし、自信もなくしてしまったのです。
キッズコーチングを学んでから小さな変化を認めるようにすると、子どもは自信を持つようになりました。するとやる気もアップして相乗効果が出たのです。今までの子育てでは見られない子どもの自発的な姿に驚きました。
子どもを認める言葉は子どもにとって最高のほめ言葉。いつもお母さんが見てくれていると思うと、もっと頑張ろうと思えるようになっていきました。
子どもの自信とやる気を伸ばすためには行動のプロセスや頑張ったポイントを見つけて「できたね」「頑張ってるね」と伝えましょう。