主体性がこれからの社会では必要となる。子どものころから考える習慣を
これからの社会で生きていくには主体性が大切になります。子どもたちはいいことも、苦手なことも経験の中で学びながら大人になっています。
その中で主体性を持ちながら成長することは、生きる力を伸ばすことに繋がります。経験の中から何かを学ぶためには、自分の中から生まれた“やってみたい”と思うことで努力する必要があります。
大人はつい指示を出してしまうのですが、一呼吸おいて「どうしたい?」と聞いて子どもの中から出てきた考えを認めましょう。
努力ややり抜いたことへの自信には“自分で決めた目標”が必要
主体性を持った子どもに成長するには、自己肯定感を高めて自信を持つことが大切です。
そのためには自分で考えて努力し、やり抜いたという経験が必要となります。子どもは自分で決めた目標に対して努力をします。ですので、私たち大人は、まず子どもの考えを認めてみましょう。
思いや行動を否定せずにまずは「そう思ったんだね」「こうしたかったんだね」と認める声かけをすることが子どもの次の目標へと繋がっていきます。
親も変化に対応する必要がある。指示をする前に子どもの意見を認めてみよう
私は小学生の子どもがいます。参観日に行ってみると、昔(昭和世代)と違って自分の考えを発表する授業が多くあります。
子どもに学校での話を聞くと係の仕事さえも自分たちで作りだすことがあるそうです。算数の授業ではどうやって解くかを話し合うとのこと。意見を言い、認めながら違う意見も聞くのだそう。
このような話を聞くと、時代が自分たちで何が必要かを考えて仕事を作る方へ少しずつシフトしているように思います。
子どものうちに何かを自分で選んでやってみる。結果はどうであれ、何を思いどう行動したのかを聞いて受け止めていこうと思っています。
子どものタイプもそれぞれ。意見を言うよりも、まずは“自分の考えを持つ”ことから
こう言うと、とにかく自分の意見を言わせなければと頑張るお母さんがいるかもしれません。ただ、子どもの性格は、考えをハキハキ言える子、考えているけれど言えない子など、様々です。
自分の考えを言えることは強みとなりますし、言えなくても相手の考えに寄り添い、受け入れることは強みとなります。どちらにしても自分の意見を持つことは大切ですので、最初は考えるところから始めることに意識を向けましょう。
そして、子どもがお母さんに自分の思いを伝えたら、まず受け入れてください。
子どもはお母さんに認められるとやってみようと思えます。主体性のある行動が繰り返されることで子どもの自信となります。