折れない心の育て方、困ったときに「助けて」と言える子に育てよう

ちひろ/ライター

わが子がその困りごとに気付けるのは、子どものことをよく観察している証。
今日は、そんなよく人の気持ちを察知できる気配りやのパパママだからこそ知っておいてほしいことをご紹介します。

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3歳がチャンス!“支援を受ける力”を身につけさせよう

3歳は自分からやりたいということが増える時期。やりたいといったことをやらせることにより自立心を育てることができます。

この時期の「やりたい」はできることばかりとは限りません。洋服のボタンが留められないときや、靴を履くのに手間取っているとき、無意識に子どもが何も言わないうちに助けてあげたくなることもあるかもしれませんね。

でも3歳になったら意識的に、できないときに「手伝って」とお願いしたり、困っているときに「助けて」と言えるようにしていきましょう。そのために必要なことは、親が率先して「助けて」と周りを頼る姿を子どもに見せることです。

人に頼ることは、親の背中を見て学ぶ

家族は社会の最小単位。子どもはその中で、親のコミュニケーションを観察しながら、人生で一番最初の人間関係を学んでいます。

パパやママが困ったとき、誰かに頼る、上手に甘える姿を見せることで、“人に助けを求めるのは恥ずかしいことじゃない”ことを伝えることができます。

そうやって、助けられたり助けたりの循環が家庭内で行われることによって、親子の信頼関係を安定したものにしてくれるのです。

子育て中のママだからこ備えたい“人に頼る力”

私は元々人に頼るのがとっても苦手!迷惑に思われるんじゃないか、「こんなことも出来ないの?」と思われるんじゃないか…と考えると頼れなくなっていたのです。

そんなとき、かかりつけの小児科医の先生に「あなた3人産んでよかったね。手が回らなくなるから!これから、どんどん旦那さんを頼りなさい」と声をかけてもらったのです。きっと、転勤族で周りに頼れず、なんでも「自分でやらなくては!」と気を張っている私を気にかけてくださっての言葉だったのでしょう。

それ以来少しずつ夫に「助けてくれる?〇〇お願いしたいの」と言えるようになりました。

ちひろ/ライター

そして間もなく、この“助けてくれる?”ワードは夫のみならず子ども(特に男児)にとって、言われて嬉しい張り切りスイッチを押す言葉だということに気付くのでした。もっと早く使えば良かった(笑)

助け合いの循環がチャレンジする勇気を育む

私の好きな漫画にこんなセリフがあります。

そうやって力をかりたら 次は相手が困っている時 お前が力をかしてやればいい 世界って そうやってまわっているんだ 一人じゃどうにもならなくなったら誰かに頼れ ーでないと実は誰もお前に頼れないんだ

3月のライオン 第3巻 chapter32より

子育て中のパパやママは、あれもこれも頑張っています。そんながんばり屋さんは、小さな我慢をため続けてしまうと、知らず知らずのうちにエネルギーを奪われ、自分を苦しめてしまうこともあります。きっとそんなあなたを家族は助けたいと思っているはずです。一歩踏み出して「助けて」と頼ってみませんか?

そうやって助けたり助けてもらったり循環の中で育った子は、それが気持ちの良いことだと認識できるようになります。そうなれば「困ったときはママが助けてくれる」と安心することができ、きっと新しいことにチャレンジする勇気を持つことができるでしょう。

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この記事を書いた人

亀山千裕のアバター 亀山千裕 ままとこネットライター/キッズコーチング®マスタアドバイザー

小4、小1、3歳の子を育てる転勤族妻。
日々、家族を家事に巻き込む方法を探究し、最高のチームに育てるため奮闘中。プレッシャーを勝手に背負った教育ママが、わが子の「ママの子をやめたい」という言葉に目が覚める。現在は楽しい子育てを実践してもらうべく精力的に活動中。

趣味はファミリーキャンプ。オシャレなキャンプレイアウト研究中。

元養護教諭(保健室の先生)/ライフオーガナイザー®

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