お子さんに習慣化してほしいことありますか?または、習慣化させたいのにちっとも身につかなくて困っている!なんてパパやママはいませんか?
今日は子どもに習慣化を身につけさせるためのヒントをお届けします!
習慣化のカギはパパ・ママからの“認める”声かけにあり
大人でも難しいこともある習慣化、子どもではなおのこと。記憶野が未発達な子どもは、自分一人の力で行動を習慣化するのは難しいのです。その難しいことをしてほしいなと思ったら、試してみてほしいことがあります。
それは習慣化してほしいことを子どもがしたら、そのことを認める言葉をパパやママからかけること!
そうすることで、子どもに「それをやるのはすごく価値があることなんだ、良いことなんだ!」という良い記憶を植え付けられます。この良い記憶が習慣化へのポイントになります。
習慣化させたいなら、シャワーのように認める言葉をかける
年中さんになった娘にそろそろ一人で園バックを片づけられるようになってほしいと思った私は、この良い記憶を植え付ける作戦を実行することしました。
まずは、玄関から所定の場所へ園バックを戻してくれることを目標に作戦スタート。事前準備として、園からの帰り道に「お家に帰ったら、園バックをお家(所定の位置)戻してくれたら、ママ助かるな~」と、してほしいことを伝えておきました。
何度か伝えているうちに、ある日戻してくれた日がありました。そこで、ここがチャンスとばかりに認める言葉をシャワーのように降り注ぎました。
園バック、自分で戻してくれたんだね!よく気が付いたね!
まずは、してくれたときにすかさずこう声をかけました。
次は夕ご飯のとき、家族に報告する体をとりながら認める言葉をかけました。
今日ね、娘ちゃんが園バック自分で片づけてくれたんだよ~ママ助かったんだ
家族からも「できたんだ!」「かっこいいね」と言われ娘も嬉しそう!
そして、最後は眠る前です。
今日は自分で園バック片づけてくれて、ママすごく嬉しかったよ
ハグしながら伝えると、娘は誇らしげな笑顔を見せ「明日もやるね!」と言ってくれました。
この作戦を実行し始めて1週間ほどで、認める言葉がなくても片づけてくれるように!その後、お手紙を出す、カバンの中身を出して片づけるなどステップアップした内容も1カ月程度でできるようになり、私は本当に助かっています。
習慣化の秘訣は“安心”と“良い記憶”にあり
習慣化させたいことを子どもがしてくれたとき、パパやママが具体的に子どもの行動、子どもの行動の変化を口に出して伝えることが大切です。そうすることで、子どもは“パパやママは自分のことを気にかけてくれている”と感じることができ安心するからです。
また、1回だけでなく何度も伝えることで「これをするとパパやママは喜ぶんだ」という記憶が植え付けられます。
私たちの脳は行動を決めるときに、過去の記憶を元に選択と行動をしていると言われています。だとすると、それを選ぶと“怒られる”記憶があるのか、それとも“喜ばれる”記憶があるのか、どちらの行動の方がとりやすいか…断然後者ですね。
このように“良い記憶”があると、次に同じ場面になったときに望ましい行動を選択しやすいのです。
認める言葉は心に秘めることなかれ、口に出して伝えよう
ママたちから育児のお悩みを聞く中で「私、娘の○○なところに本当に助けられていて!」とお話くださることがあります。「そのことを娘さんに伝えたことはありますか?」と尋ねると「いいえ」とのお返事。そのとき私は必ず「娘さんにそのこと伝えてみませんか?」とお話するようにしています。
もう、ここまで読んでくださった方はお分かりですね?そう、これ、伝えないととてももったいないのです!助けられたら、嬉しかったら、どうぞそのまま伝えましょう。
パパやママの認める言葉は、言い過ぎ?くどい?なんて思わずにどんどん伝えてあげてくださいね!子どもが自分で考えて行動する、挑戦することへのパワーの源になりますよ!