0~2歳、年末年始の帰省の移動も制する子どもの発達別ポイント
年末年始は帰省される予定でしょうか。帰省先によって、交通機関もさまざまだと思います。
わが家は私の実家が遠方のため時々飛行機で帰省するのですが、飛行機というと離陸してしまうとどんなに子どもが泣いてしまっても逃げ場がないので、毎回ドキドキしながら乗っています。
どんなに準備をして乗ってもドキドキはするのですが、子どもの心の発達を学び、それを踏まえながら準備・対策をできるようになったことで、前よりもずっと楽に移動することができるようになりました。
次の段落から具体的に年齢別に対策をみていきましょう。
0歳は”睡眠時間の調整&感覚を刺激する”がキーワード
0歳の月齢が低い時期は睡眠時間も多めなので、飛行機の時間に合わせて昼寝の時間を調整するだけで着いてしまう場合もあります。ですが、それだけに頼るのは不安かと思います。
月齢に合わせてミルクや離乳食、おやつなども準備しつつ、0歳代は感覚が著しく育つ時期。月齢に合わせてミルクや離乳食、おやつなども準備しつつ、以下のものを準備しておきましょう。
- はっきりした色の絵本
- いろいろな触り心地の良いおもちゃ
- とびきりのお気に入りおもちゃ(1週間くらい隠しておいて持ってくるがおすすめ)
わが家の場合は寝入りに機嫌が悪いのか、寝起きに機嫌が悪いのかという子どもの特徴に合わせて、寝るタイミングを工夫したりもしていました。
1歳は体を動かしたいお年頃。“静止させ過ぎずメリハリをつける”がキーワード
1歳代は実験期と言われ、気になったものを触ったり、見に行ったりと少し体を動かしたくなりがちな時期。
年齢を考えると、全く席から動くなというのは酷な話でもあります。ですが、周りの迷惑を考えたらそうも言ってられないのが実情ですね。
ぜひはしゃぎすぎない程度に動きのある遊びも取り入れてみてください。
- 動ける時間帯に一緒にトイレに行くなどし、実際に体を動かしておく
- お気に入りのぬいぐるみや乗り物などを持参して、座って遊ぶ時間を伸ばす
- 手遊びを仕込んでおくと、座ったままでも動く欲求が解消されるのでオススメ
動けるときに少し体を動かしておくことで、シートベルト着用サインが点灯したときに、落ち着きやすくなります。
わが家の場合はかわいい絵柄の靴下を手にはめて遊んでみたら、かなり時間を持たせることができました。
2歳は指先や頭を使うお年頃。今はまっている活動を事前に探っておこう
2歳は手の巧緻性がぐんぐん発達する時期で、集中力もついてくる時期です。この時期は家でも何かに黙々と取り組んでいるシーンを見ることがあるのではないでしょうか。
普段から集中して取り組んでいる遊びがあれば、ぜひそれを機内に持ち込みましょう。
- シール貼りやボタン止め
- 好きなキャラクターグッズの本
- 折り紙やあやとりなど(できなくても、それを使って遊ぶだけでOK)
子どものはまっているもので飛行機の中でできそうなものがないか、ぜひ観察してみてください。
シール貼りは市販のものもありますし、インターネットで「幼児用シール台紙」と検索すると、100円ショップなどで売っている丸いシールなどが貼れる台紙もたくさん出てきます。わが家はこのタイプのシール貼りも好きで、よく活用しています。
1人じゃないから大丈夫!周りを頼って「助けて」と言ってみよう
どんなに準備万端にしていったとしても、予想外のできごとが起きるのが子育て。飛行機の中で子どもが大泣きしてしまったら、周りの方々への申し訳ない気持ちで焦る気持ちもあると思います。私も何度も冷や汗をかいてきました。
もちろん、不快に感じる方もいるとは思います。ですが、私は優しい言葉もたくさんいただいました。客室乗務員の方から即興で手作りおもちゃをいただいたりもしました。
「助けて」と言ったら助けてくれる方もたくさんいらっしゃるので、困ってどうしようもなくなったときは周りの方を頼る、というのもぜひ選択肢の1つにいれてみてください。
離着陸時の耳抜きに不安な方もいらっしゃると思います。
わが家の場合はボーロなどと持ち込んでおき、子どもが耳を痛がったらおやつタイムにしています。飲み込むことで多少楽になるからです。
その他、水を飲むなども効果的。
ぜひできる範囲で参考にして、取り入れてみてくださいね。楽しい帰省になりますように。