タスクが増える年末年始。イライラを手放すために必要なこと
早いもので、もう師走。お母さんは日々大忙しで、気がついたら一日が終わっている、なんてことも多いでしょう。クリスマスが終わったと思ったらお正月の準備、帰省やおせちの準備など、息つく暇もないかもしれません。
子どもたちにとっては楽しい行事が目白押しの年末年始も、準備するお母さんは大変。
ただでさえ年末年始は日々の生活自体が忙しくなるのに、そのうえ子どもたちを楽しませたり学びにつながる体験をさせるなんてハードルが高すぎる!!!という方もいらっしゃると思います。
今回はそんなお母さんに、冬休みで一日家にいる子どもたちと楽しい思い出を作りたいけれど、実際イライラすることばかり!とならないためのコツをお届け。
いらぬイライラを減らすためには、あれもこれもとすべての行事をこなすのを思い切って手放して、行事にも優先順位をつけることがオススメです。
季節行事は柔軟に取り入れ、我が家のしきたりを作っていこう
“子どもの成長や教育には体験が大切”と言われますし、実際、私もそう思っています。
では、年末年始の体験といえば何でしょうか。
おせち料理をすべて手作りすることでしょうか。それとも門松を立てることや年越しそばを食べること?普段なかなか会えない親戚に挨拶をしたり、遠方の実家へ帰省することでしょうか。
コマ回しにたこあげ、お年玉にカウントダウンイベント。数え上げたらキリがありません。
年末年始ならではの行事を数え出したらキリがありませんね。すべての体験を準備する時間がしっかりとれる方は、ほとんどいないのではないでしょうか。
では、どうやったら子どもに年末年始を体験させられるか。
それは、あなたの家での優先順位を決めることです。今年はこれ、と毎年変えてもいいし、定番のこれ、と決めてもいいでしょう。
大切なのは“家族のあり方”を体験することではないかと思います。
季節の行事への常識は自分のまわりだけかもしれない。柔軟にいこう!
我が家の大掃除は息子が生まれてから、この10年以上5月の連休に行われています。もちろん、気分的に年末年始に水回りや玄関をきれいにすることはしていますが、無理はしない。雰囲気重視です。
おせち料理に関しては、夫の実家がおせちを購入するので、そのうえで自分たちの作りたいメニューを担当して作っています。
独身の頃は紅白歌合戦が終わったら年越しそばを食べるというのが定番でしたが、結婚したらおせちを大晦日に食べるのがこの地域のしきたりでした。当然そばを食べるタイミングはありません。でもそれでいいのです。自分の思っている常識が、全てだとは限らないのですから。
また我が家では、子どもたちが学校や幼稚園で習ってきたことがあれば少しだけ取り入れたり、街なかへ探しに行ったりしています。家族が年末年始をワクワクしながら元気で過ごせたら最高だ!と考えるようになったからです。
自分の家庭のあり方を考えると優先順位が見えてくる
100の家族があれば、100通りのお正月があっていいと思います。
子どもが大人になったときに思い出す“小さな頃のお正月の思い出”はどんなものであってほしいですか?
「大掃除をすべき!」「おせちは手作りすべき!」「忙しいのに!」と年末になるといつもお母さんが怒っていたこと?「全然終わらない大掃除じゃんけんを楽しんでいた」「おせちはないけどそば打ちをしてた」など、お母さんが笑っていたこと?
もちろん準備万端で完璧なお正月を迎えることも正解ですし、私自身はいつかやってみたいと思っています。
ただ、それができる方はこのコラムを読んでないかな(笑)
年末年始の準備に対して不器用だったり、苦手だったりすることがたくさんあるなら、思い切って優先順位をつけてあとは外に探しに行きましょう!
お店のディスプレイを探したり宅配で頼んだり、イベントに参加したりなど、目線を変えて子どもたちに教えることも選択肢に入れてみましょう。
楽しい年末年始イベントを、そして良いお年をお迎えくださいね。