何人育てても、って難しいです。
我が家は4人の子どもたちも、私自身もともに負けず嫌い。油断をすると叱っているはずが、言い争いになってしまいます。
そんな状況にならないためのポイントをまとめてみましたので、読んでみて頂けたらうれしいです。
第一声は“どうなってほしいから叱るのか”を頭に思い浮かべてから
最近どんなことで叱りましたか?兄弟げんかで手を出したから?お店の中で走りだしたから?約束を守らなかったから?
実はこれ、すべて我が家の実例です。
子どもの年齢や性格によっては、叱ったことはないという方もいるかもしれません。ですが子育てしていると色々な場面で叱らないといけないこともあるかと思います。
しっかりと思いを伝えるためには言葉にして伝えることが大切。ただ子どもの反応によっては、お互いにヒートアップしてしまい、論点がずれていってしまうこともあるかもしれません。
それを予防するためには“どうなってほしいから叱るのか”を最初に頭に思い浮かべてから叱り始めると、脇道にそれたり、エスカレートしたりするのを減らすことができます。
言い合いは回避せよ!叱る先のゴールを見据えて言葉を選ぶべし!
1度叱って、意図が伝わって終われば良いのですが、年齢が上がるにつれて反論されることも増えるのではないでしょうか。我が家も長女と次女は口が達者な方。少し叱ると
娘「ママだって○○じゃん!」
私「ママはこういう理由でこうしてるの!」
娘「あの時はそうじゃなかったじゃん!」
なんていう応酬が始まってしまいます。このくらいならまだいいのですが、売り言葉と買い言葉で段々とエスカレートしてしまい、ついには相手を否定する言葉まで投げかけてしまうことも正直ありました。そんなことになったら、本来叱るべき話題からもずれてしまっていますし、何よりお互いに悲しいですよね。
“親だから”は必要なし!ただただ子どもの未来を願って言葉のプレゼント
負けず嫌いな子は特に、一度ヒートアップしてしまうと自分が間違っていたと気づいても途中で折れることは難しいもの。
親としてはダメなことはダメなので厳しく叱らないと、と語気を強めてしまうことがあるかもしれません。ひどい言葉や態度が重なり「ごめんなさい」と言わせることがゴールになってしまうこともあるかもしれません。
ですが、ここでもう一度思い出してください。“どうなってほしいから叱っているのか”を。
なってほしい未来の姿に近づけるための声掛け、行動を促せばよいのであって、同じ土俵に立って、討論で打ち負かそうとしたり、親だから厳しい声を掛けないと、と気負ったりする必要はないのです。
世間は一瞬、親は一生。周りの目に振り回されすぎずに、子育てを楽しもう
子どものできていないことがあると「しつけができていない親」と思われているんじゃないかと、家族の目、親戚の目、周りの目、様々な世間体が気になってしまうこともあると思います。焦りから、いつも以上に厳しい言葉をかけてしまうこともあるかもしれません。
周りの人が見ているのは、子どもの人生のほんの一瞬。でも、我々親は子どもの一生を見据えて子育てしています。
子どもは1日1日成長していきます。焦らなくて大丈夫。
10年後、20年後成長したときに、周りの人を思いやれる自律した大人に育っていることをイメージしながら“今しかない困った”と向き合う子育てを一緒に楽しんでいきましょう。