【0~6歳ママ必見】年齢別、夏休みにおうちで簡単にできるオススメ体験

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時間を持て余しがちな夏休み、体験を通して子どもの成長を応援しよう!

幼稚園に通っている子ども達は夏休み真っただ中、保育園や子ども園でもお盆休みがある園もあるでしょう。この時期は暑さも厳しく、外遊びもしにくいので、時間の使い方に悩んでいるお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

兄弟がいるご家庭では、家の中にいる時間が長くなるにつれて、兄弟げんかが増えるのもあるあるかもしれません。わが家の4人兄弟も、毎日誰か彼か取っ組み合いのけんかをしています。

そんな家の中で過ごす時間が多く、時間を持て余しがちな夏休み、家で手軽にできる“体験”を通して子どもの成長を応援しませんか。

頑張って出向かなくても大丈夫!身近な所に“体験”があふれている

“体験”と聞くと、どんなイメージを持つでしょうか。どこかが主催している体験イベントに申し込んで、体験をしに行くことをイメージをされる方も多いかもしれません。

“体験”と言うと、少し大ごとのように感じてしまうかもしれませんが、実は身の回りにもたくさんの“体験”があります。

次の段落で年齢ごとに伸びる力と絡めて、家でも簡単にできる“体験”をご紹介していきます。

年齢ごとに書いていますが、生まれ持った性格などによって得意・不得意がありますし、成長のスピードも違います。

子どもの年齢の前後2年くらいを参考に、お子様の成長に合わせて取り入れてみて頂けたらと思います。

年齢別、成長を応援するオススメ体験はこれ!

≪0歳≫

0歳は好奇心が育つ時期です。五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を刺激してあげることで、情報をキャッチする感覚が育ち、周りの物事に対して“楽しそう”と興味を持てるようになっていきます。

身の回りには、実は五感を刺激する情報があふれています。

0歳代はお世話で一緒に過ごす時間も多いので、赤ちゃんに触れながら、ぜひお母さんの五感に触れたものを楽しくお話ししてあげてください。

「お着替えしようね、今日は赤い服を着ようね。お肌すべすべだね。外からジージーって大きなセミの声が聞こえてくるね」例えばこんな感じです。

これだけでも、赤ちゃんは新しい世界を体験することになります。

≪1歳≫

1歳は少しずつ体が思うように動かせるようになり、自分でやってみたい!というやる気が育っていきます。この時期になると、ティッシュやトイレットペーパーを出したり、机や椅子によじ登ったり、ペンで壁や床に落書きしたり…大人から見るとやめてほしいと思ってしまう行動が増えていきます。ですがこれは子ども達のやりたいという純粋な気持ちで、今まさにその行動によって力を伸ばしているということ。

ですので、ぜひこの時期は安全に配慮した上で、ティッシュを出したいなら出す動作を、どこかに登りたいなら登る動作を、何かに書くなら書くという動作をできる環境を準備して、全力でさせてあげてほしいと思います。

(環境の作り方について1歳のタグで検索していただくと、たくさん記事が出てきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。)

≪2歳≫

2歳は気になったものに黙々と取り組む時間が出てきて、集中力が育つ時期です。集中力は好きな事をしているときに伸びます。お絵かきでもダンスでもおままごとでも良いですし、新聞広告をひたすら切り続けるなどお母さんから見たら時間の無駄だと感じてしまうことでも、集中力は育まれています。

黙々と取り組む姿を発見したら、ぜひ声を掛けずにそっと陰から見守って、思う存分させてあげてください。

もし何が良いか分からない場合は、作って壊してを繰り返すことができる遊び(パズル、ブロック、積み木、折り紙、粘土など)がオススメです。

うちの子ども達は、家中の箱ティッシュや、トイレットペーパーを集めてきて、黙々と何かを作っている時期がありました。

≪3歳≫

3歳は自立心が育ってくる時期で、お母さんのお手伝いしたいということも増えてきます。正直、3歳のお手伝いはまだまだ時間もかかりますし、精度も低かったりするので、二度手間になってしまうことも多いかと思います。私も正直「お手伝いしたい!」と言われると、「えっ…」と思ってしまうことが多々あります。

ですがこの時期にできるだけ体験して、失敗して、失敗に対処するところまで経験させてあげることで、失敗を恐れずに挑戦する力や問題解決能力などが育まれます。

例えば、洗濯物の片付けだとしたら、洗濯物を取り込んで、畳んで、タンスにしまって、ハンガーも片付けるところまで責任をもってしてもらいます。

その過程で、洗濯物を汚い所に落としてしまったら、どう片付けるかも一緒に考えてやってもらうと、次から同じことが起きても、慌てずに対処できるようになります。

≪4歳≫

4歳は過去・未来・現在の時制が少しずつ分かるようになるので、先を予測する力が育ってきます。

買い物に行く日だったら「お買い物に行くんだけど、何を持っていったらいいかな」と質問してみて、難しそうであれば「レジでは何がいるかな?」などとヒントを出しながら実際に準備をしてもらいます。

お祭りの日だったら「今日はお祭りの日なんだけど、どんな準備が必要かな」「長い針が12に来たら出発するんだけど、長い針がどこに来るまでにお着替えしたら間に合うかな」

などの質問をしながら準備を進めていきます。

こんな風に日常生活内の行動について、質問して自分で考えて行動してもらうことで、先を予測して計画をする力が育っていきますし、主体的に行動するので子ども自身も“自分でできた”という自信になります。

≪5歳≫

5歳は他人の気持ちを想像する力が育ってくるので、相手を思いやった行動ができるようになってきます。絵本を読むことで、自分とは違う登場人物の気持ちを学びますし、ごっこ遊びなどでは、自分とは違う誰かを演じることを通して他人の気持ちを想像するようになります。

ですが、もしかしたらなかなかゆっくり絵本を読む時間がなかったり、ごっこ遊びに付き合うことができなかったりすることもあるかもしれません。

そんなときは日常生活の中で

・誰かを思いやった行動をしたときは「今何を感じてそうしたの?」と聞いてみたり

・逆に少し意地悪に思われる行動をしたときに「今はどうしてそうしたの?」と聞いてみたり

・お母さんが違う意見を持っていたときは「なるほどね!お母さんはこう思ったよ!」とお母さんの考えを伝えて見たり

「じゃあこういう場合はどうする?」と少し状況が違うときの質問をしてみたり

こんな風に親子の会話で行動や気持ちを掘り下げてみるだけでも、思いやりの心が育っていきます。

≪6歳≫

6歳は0歳からの積み重ねを通して自信が育っていく時期です。まだまだ幼く感じることもあるかもしれませんが、生まれたときからみたら、6年間で確実に成長しています。

もし子どもが掃除でも、お料理でも、洗濯でも、したいと言ったときはあれこれ口うるさく言わずに「ありがとう!じゃあよろしくね!」と子どもを信じて任せて、終わったら「ありがとう。お母さん助かったよ。うれしいよ。」とそのままの気持ちを伝えてあげてください。

多少失敗することはあるかもしれませんが、その後片付けも含めて、信じて任せることが更に自信につながっていきます。

自分ですることに意味がある!子どもを信じて見守ると、小さな体験が大きな学びになる

どこかにお出かけをしたり、イベントに参加したり、そんな話を聞くこともあるかもしれません。非日常の体験は子ども達にとって確かに良い経験になります。

ですが、非日常体験じゃなくても、どんな小さな体験でも“自分で”体験することで得られるものは何倍にもなります。

我が子のたどたどしい様子や、危なっかしい様子を見ると、つい手を出したり、口をだしたりしたくなることもあるかもしれません。

危険なときや、他人に迷惑をかけてしまうとき、体に害のあるときなどは、もちろん手助けが必要な場合もあります。

ですがそうでなければ、ぜひ子どもから助けを求められるまでは、手や口を出さずにそっと見守ってみてください。

成長に合った体験を“自分で”することで、好奇心・やる気・集中力・自立心・先を予測する力・思いやる心・自信…その他にもたくさんの生きる力が育っていきます。

小学生版、学年別オススメ体験についても書きましたので、そちらの記事も読んで頂けたら嬉しいです。

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この記事を書いた人

あおのともかのアバター あおのともか ままとこネットライター/キッズコーチング®エキスパート

親子に寄り添い笑顔を引き出す子育て講師。キッズコーチング®Emi-Sachi代表。

子育てに悩みは絶えないかもしれない。それでも1度きりの子育て、1度きりの子ども時代を少しでも幸せな日々にしてほしい。そんな思いから“365日大好きがあふれる幸せな日々に”を理念に、毎月子育て講座、個人セッションを開催中。

趣味は子どもの服作り。ブラックチョコをお供にブラックコーヒーを飲むのが至福のひととき。元看護師/mamagirlライター/4児の母

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